格安SIM(MVNO) みんなの利用料金・通話時間・データ通信量はどれくらい?

MM総研が2016年12月に携帯電話ユーザーの利用料金や通話時間、データ通信量に関する調査結果を発表しました。2016年はソフトバンクが始めた大容量プラン「ギガモンスター」の登場から、ドコモ、auも同じようなプランを用意して追随、さらに格安SIM(MVNO)各社も大容量プランを追加するところが多くありました。また、2016年1月からMVNOでは「楽天モバイル」が始めた「5分かけ放題オプション」の途上により、ライバル各社も次々に導入。動きの激しい年となりました。これら新プランが登場したことで、利用者の月額料金や通信量などに大きく影響したことは間違いないでしょう。そこで、発表されたデータをまとめてみました。

携帯電話利用者の月額料金・通話時間・データ使用量はどれくらい?

平均月額料金(端末代除く)

  • キャリアスマホ利用者は約6400円
  • ガラケー・ガラホ利用者は約2900円
  • MVNO(音声SIM契約)利用者は約2500円
  • MVNO(データSIM契約)は約1900円
2016年4月に発表されていたデータによると、キャリア利用者は約6300円、ガラケーは約3300円、MVNO音声SIMは約2100円、データSIMは約1600円となっていました。関連記事:格安SIMとキャリアスマホ利用料金比較比較してみるとこんな感じになります。
2016年12月2016年4月差額
キャリアスマホ6400円6300円100円
ガラケー/ガラホ2900円3300円-400円
MVNO(通話SIM)2500円2100円400円
MVNO(データSIM)1900円1600円300円
ガラケー・ガラホ以外は増加しています。特にMVNO利用料が大きく増えてますね。各社が導入した「かけ放題プラン」や「大容量プラン」が影響していると思われます。 

平均通話時間(1週間)

  • 19.8分 カラケー・ガラホ
  • 23.4分 スマートフォン
  • 19.0分 MVNO
アプリでの通話を除いた数値です。キャリアは普通にかけ放題プランがあるので長め。MVNOは2015年データと比較すると10分ほど長くなっているようです。MVNOのかけ放題プランが大きく影響していることは間違いないでしょう。また、MVNOによってかけ放題コースが1分、3分、5分といった時間に決まっていることもあり、キャリアより通話時間は短めなようです。1日あたり2.7分の利用なので、契約するなら3分かけ放題オプションで十分かもしれませんね。 

キャリア利用者のデータ通信量

  • 約22% 1GB以下
  • 約21% 2GB以下
  • 約13% 3GB以下
  • 約19% 5GB以下
  • 約25% 5GB~
約半数は3GB以下となっています。ただ5GB以上の容量多めなプランも4人に1人はいるようです。そして全体平均は4.22GBとのこと。キャリア契約は3社とも5GBプランが用意されていますし、ちょうどいいデータ量なんですね。 

まとめ:格安SIM(MVNO) みんなの利用料金・通話時間・データ通信量はどれくらい?

MM総研データによる携帯電話ユーザーの利用情報をまとめました。キャリアやMVNOの新サービスの影響で確実に利用料やデータ使用量が増えているのがわかります。特にMVNOはキャリアからの乗り換えで料金が半額以下になることも多く、安い分オプション追加や大容量プラン契約へのハードルが低くなり利用額アップにつながっているのかもしれません。追加しても安くなるのでいいんですが、とことん節約したいなら自分にあった通話・データプランを選びたいですね。