今さら聞けない!非通知の目的は?「184」と「186」の違いとは?

今さら聞けない!非通知の目的は?「184」と「186」の違いとは?

知らない電話番号から電話がかかってくること、よくありますよね。出てみると何らかの勧誘だったり、覚えていないほど昔に登録した栄養食品の販売会社だったり…そして、非通知設定でかけてくる番号もあります。どれも怪しくて、できれば出たくはないですよね。では、そもそも非通知設定がどうして存在しているのか知っていますか?そして、2種類の番号がある非通知関連の設定。184186の違いについても見ていきましょう!

非通知設定って何?

非通知設定は、自分の電話番号を相手に知らせずに、電話をかける設定のこと。相手に電話番号を知らせたくない場合には便利ですが、電話がかかってきて「非通知設定」と表示されている相手からすれば、不安に思うこともあるでしょう。

184」と「186」はどう違う?

非通知設定で有名なのは、電話番号の頭に「184」をつけることですよね。語呂合わせで「嫌よ」と覚えている人が多いでしょう。しかし、「186」という番号も存在していることをご存知でしょうか?186発信と呼ばれるこの設定は、「番号が通知される発信設定」のこと。でもそれだったら、非通知設定にせず普通に発信したら良いですよね。この186発信は、電話会社との契約条件によって、番号を相手に通知しない設定を選択している電話機に対し有効なんです。そういう契約をしている電話機は、普通にかけても相手には「非通知設定」と表示されてしまいます。しかし相手によっては、非通知設定を自動的に着信拒否しているケースもあるんです。そういう場合に、相手に電話に出てもらえるよう、186発信をして番号を通知する…という方法で使われています。

どんなときに非通知設定が使われる?

一度しかしない問い合わせのとき

おそらく何度も電話をかけることはないであろう問い合わせをする際、営業や勧誘の電話がかかってこないよう、非通知設定にしてかけることがあります。家族や知人に対して非通知設定でかけることはなるべく控えた方が良いかもしれませんが、問い合わせ先や企業にかけるのであれば、非通知設定でも対応はしてもらえるので、使える方法ですね。

営業・勧誘をしたい

逆に、営業・勧誘をする側の人たちであっても、非通知設定を使用することがあります。番号を通知すると、見込み客から居留守を使われたり、その番号を着信拒否されてしまったりする可能性もあるためです。非通知設定にすれば必ず電話に出てもらえるというわけでもないので、効果があるのかは怪しいところですね。

イタズラ電話をするとき

イタズラ電話やストーカー、嫌がらせなど悪質な電話をかけるときにも、非通知設定が使われることはありますね。単純に自分の番号を相手の着信履歴に残されると、不利な立場になるから…という理由が一般的ですが、こういった用途で非通知設定が使われると、非通知自体のイメージが悪くなっていく一方ですよね。

犯罪ターゲットのリサーチにも

なんと、空き巣やオレオレ詐欺として狙う家に非通知設定で電話をかけるという、巧妙な手口で下調べをする人もいるそうです。非通知設定で電話をして、属性(性別や世代)や在宅時間を聞き出すなど、その手段は悪質。特に高齢者の一人暮らしでは、気をつけたいですね。

まとめ

知らない電話番号から電話がかかってくると、身構えてしまいますよね。知らない電話番号を調べる方法を使って、発信元を明らかにするのも1つの方法でしょう。そして、非通知設定でかかってくる電話の仕組みについても、知っておくと便利ですよ。営業や勧誘だと分かったらその番号は拒否リストに入れたり、また非通知設定も自動的に拒否する設定にしたりしておけば、突然かかってきて不安な思いをすることもなくなるでしょう。