愛くるしさに癒される！猫が主役のインディーゲーム『Stray』について

じわじわと国内外で話題になっているインディーゲーム『Stray』をご存知でしょうか。2022年7月19日にPlayStation版が、7月20日にWindows版が発売された、猫が主人公のユニークなアクションアドベンチャーゲームです。今回は、その『Stray』について詳しく見ていきたいと思います。

『Stray』ゲーム情報

ゲーム名：Stray
ジャンル：アドベンチャー
プレイ人数：1人
発売元：Annapurna Interactive
開発元：BlueTwelve Studio
プラットフォーム：PC／PS4／PS5
リリース日：PS4・PS5版 2022年7月19日／ PC版 2022年7月20日
価格：PC版 3500円／ PS4・PS5版 3520円

『Stray』は、PlayStation Plus エクストラやプレミアムに加入していると、ゲームカタログからダウンロード可能となっています。開発元の「BlueTwelve Studio」は、フランス南部が拠点の少数精鋭のクリエイター集団で、一部ではクリエイターよりもクリエイターの飼い猫の数の方が多いチームとしても話題になっています。

ストーリー

ふとしたきっかけで、家族とはぐれてしまった1匹の野良猫。怪我をした猫が迷い込んだのは、長い間記憶から忘れ去られたサイバーパンクシティー。この街の謎を解明して脱出し家族の元へ帰ろう！

『Stray』の2つの特徴

①街並み

サイバーパンクシティーの少し埃をかぶったような独特の雰囲気は、1994年に取り壊された香港の九龍城砦を彷彿とさせます。異国の文字が書かれたネオン看板、無数の室外機、店先の提灯、グラフィティーで彩られた壁。言うまでもなく、デザインも極上のゲームです。後に異国の文字やグラフィティーは解読可能になりますが、主人公の猫とふと気持ちがリンクしたような「どこか異国の地の路地裏に迷い込んだような、大きな不安と微かなワクワク感」を味わえます。ストーリーと謎の解明が進むにつれて街並みも変わってくるのですが、この街並みの移り変わりにも、ぜひ注目して欲しいです。

②リアルな猫の仕草

開発スタジオにいる「準スタッフ」の猫たちや、クリエイターさんたちの飼い猫を参考に、動きや仕草など、猫の表現の作り込みが素晴らしい作品です。猫派のプレイヤーのみならず、全プレイヤーの心を鷲掴みにしてしまったのではないでしょうか。そんな心をムギュっと掴まれてしまう仕草をいくつかご紹介します。

爪とぎ

木の幹やカーペットなどで、本物の猫がするのと同じように爪をとぐことができます。PSのコントローラーでは、爪をとぐ振動がコントローラーから伝わって来るのですが、爪をとげる場所に来ると思わずバリバリと爪を研いでしまいます。この感触は意外とクセになるかもしれません。振動と言えば、寝息も感触を再現するためにコントローラーが振動するようになっています。まるで猫をお腹の上に載せているようなリアルな感じが味わえます。

鳴き声

家族を呼ぶ時や探し物をする際に、鳴き声をあげることでゲームを進めることができます。その鳴き声にプレイヤーの飼い猫や飼い犬までもが反応するんだとか！これは一見の価値ありですね。

テーブルなどの上に乗っているものを落とす

もちろん、この仕草もゲームをプレイする上で必要になってくるのですが、ものを落とす時の仕草がリアルすぎて悶絶しそうになります。現実世界で、物を落とされるのは困りものですが、ゲームの中では思わず落としたり邪魔してみたりとプレイに関係なくともやりたい放題です。

『Stray』の気になる評判は？

PCゲーム販売プラットフォームの「Steam」では、『Stray』の販売開始翌日に17,500件あまりのレビューが書き込まれ、「圧倒的に好評」の評価を受けています！この「圧倒的に好評」に分類されるのは、レビューが500件以上投稿され、なおかつポジティブな評価が95％以上のゲームのみ。限られた名作のみが手にすることができるこの称号を『Stray』は獲得しているんですね！また、Steamでの同時接続人数が6万人を超えるなど、インディーゲームとしては稀に見る記録を打ち立てています。