2017年第1四半期(1~3月)の国内スマホシェアランキング

2017年に入りはや5ヶ月。もう半年経とうとしています。これまでスマホ業界にはいろいろニュースがありましたが、スマホ売上げランキングを見る限り目立った端末は出ていません。好調なのはワイモバイルやUQモバイルから発売された「iPhone SE」くらいですね。相変わらず日本国内では「iPhone」強し!な状況です。関連ページ⇒スマートフォン売上げランキング そんな中、調査会社IDCジャパンが2017年第1四半期(1~3月期)の国内携帯電話出荷台数シェアを発表しました。そこでデータをもとにスマホメーカーシェアランキングを作成。結果は以下のとおりです。 2016年度の国内シェアはこちらの記事でまとめています。 ⇒日本国内のスマホ出荷台数シェアランキング 

2017年第1四半期 国内スマホメーカー出荷台数シェアランキング

基本データ

  • 携帯電話出荷台数 879万台(前年同期比9.0%増)
  • スマホ出荷台数 851万台(前年同期比30.1%増)
  • iPhone出荷台数 426万台(前年同期比6.3%増)
  • カラケー・ガラホ 27万台(前年同期比82.0%減)
  • SIMフリー端末 76.6万台
ほぼスマートフォンが独占。ガラケー・ガラホは根強い需要があるものの、大きくシェアを落としました。そろそろ消えていきそうです。また総務省の推進する格安スマホ(SIMフリー端末)は全体の1割にも満たない出荷台数。まだまだですね。3大キャリアが過去最高益を記録するなど、総務省のおかげで逆に儲かってしまっている状況。今年度も格安スマホにとって厳しい状況が続きそうです。 ではスマホメーカーシェアランキングについて。

スマホメーカー出荷台数シェアランキング

  1. 50.0% アップル
  2. 11.8% 京セラ
  3. 10.8% シャープ
  4. 8.2% ソニー
  5. 5.7% 富士通 13.5% その他
ちなみに・・・ 2016年の年間シェアランキングはこうなってます↓
  1. 54.1% アップル
  2. 15.3% ソニー
  3. 8.1% シャープ
  4. 5.5% 富士通
  5. 4.5% 京セラ 12.6% その他
1位はiPhone擁するアップル
2016年の年間シェアはアップルが54.1%と過半数でした。今年に入って多少勢いが落ちた感ありますが、それでも半分ものシェアを持っています。日本人のiPhone大好きさが際立ってます。今年はiPhone10周年で3つのモデルが発売されるとの噂ですし、例年通り9月に発売されるとの話もでています。今年もiPhone一強時代が続きそうです。
2位は京セラ
2位に京セラがランクイン。DIGNOシリーズはワイモバイル版が絶好調でしたし、3大キャリアでもそれなりに好調な売上げでした。それにしても2位は急上昇です。単純に前年2位のソニーが不振だったのが大きいですね。
3位はシャープ
3位にシャープがランクイン。去年はソニーが圧倒的2位でしたが、こちらもソニーXperiaの不振でシェアを落とす中、人気端末「AQUOS」シリーズやワイモバイル向け「S1」でシェアを奪った格好です。今は台湾メーカーの傘下になってしまった元国内メーカー「シャープ」ですが、結果だけみると良かったみたいですね。
4位はXperiaシリーズが不調だったソニー
4位は大きく落ち込んだソニー。2016年のXperiaシリーズはこれと言った特徴のない機種だったこともあり世界的に売れていません。その反省を活かし、今年は「XperiaXZ PREMIUM」がスペインのスマホイベントで優秀賞を受賞するなどかなり力をいれています。またXperiaカバーストアをオープンするなど、カバーが豊富なiPhoneに対抗すべく積極的に動いています。関連記事⇒Xperiaカバーストアがオープン!PREMIUMモデルはドコモからだけの発売ですが、どうしても使いたい人はSIMフリーモデルを買いましょう。SIMフリー版を扱うショップ情報 ⇒SIMフリー版XperiaXZ PREMIUMを扱うショップは?
5位は富士通
5位は富士通。順位は下げたもののシェア%的には前年からそのままキープしています。目立った新機種がないわりに安定しています。 

まとめ: 2017年第1四半期(1~3月)の国内スマホシェアランキング

2016年と大きく順位が入れ替わったスマホメーカーシェアランキングとなりました。とは言え今年はソニーのXperia復活に向けた動きが激しく、確実にシェアを回復してくるでしょう。ニューモデル「XperiaXZs」「Xperia XZ PREMIUM」が登場する第2四半期でシェア2位になることは間違いないでしょう。ただアップルのiPhoneも10周年で今前以上に力が入っています。記念モデルが売れることはまず間違いないでしょうし、どこまでシェアを縮められるのか?に注目です。