日本のスマホ売上データを集計している調査会社「BCN」が2017年度のスマートフォン売上ランキングを発表。
その結果をまとめました。
- 日本市場で圧倒的人気のiPhoneはどのモデルが一番売れたのか?
- SIMフリー市場で絶好調のファーウェイ製スマホは?
- 好調ワイモバイルの端末は?
など注目しつつ紹介していきます。
集計期間:2017年1月1日~12月17日まで(BCN調べ)
2017年度 年間スマートフォン売上ランキング
1~10位
- 24.6% iPhone7(アップル)
- 5.3% iPhone8(アップル)
- 4.7% iPhoneSE(アップル)
- 4.3% iPhone7 Plus(アップル)
- 3.1% iPhoneX(アップル)
- 2.7% P10 lite(ファーウェイ)
- 2.6% iPhone5s(アップル)
- 2.2% P9 lite(ファーウェイ)
- 1.7% iPhone8 Plus(アップル)
- 1.7% S1(シャープ/ワイモバイル)
2017年の年間トップはiPhone7
一番売れたのは新しいモデルが発売されるまでほぼ首位をキープしつづけた「iPhone7」でした。シェアも約4分の1と圧倒的ですね。iPhone7は日本向けにおサイフケータイ機能搭載など独自仕様になっていたのも売れた要因でしょう。
そしてこの流れのまま「iPhone8」が2018年の販売台数1位になるのは間違いないでしょう。
2017年最注目モデル「iPhoneX」
2017年発売で一番注目されたモデルといえば「iPhoneX」。
ですが価格が高すぎたこと、発売時期が1ヶ月以上遅くなり集計期間が1ヶ月ほどし被らなかったこともありシェア3.1%で5位となっています。
ただ一時期X2などの噂もでていましたが、現在売れ行きはイマイチで製造終了とのニュースもでています。
今後同年発売のモデルiPhone8との差はさらに開いていくでしょう。
とはいえ、10周年記念モデルとしての魅力は十分。そういった意味での価値もありますし魅力的な新機能も多く搭載されています。
最先端iPhoneを堪能したい人はこのモデルが最適です。
高額キャッシュバックのある携帯ショップ
⇒【おとくケータイ.net】iPhoneXのキャッシュバック額は?
圧倒的人気のiPhoneシリーズ
トップ10にランクインしたiPhoneは7モデル。%を合計すると46.3%にもなります。日本のスマホ売上のほぼ半分がiPhoneです。
なんなんでしょうね、この日本での異様なiPhone支持率は。。。
若者世代、とくに学生の7割ほどがiPhoneを持っているとの調査データもでていますし、スマホという機器が何かに取って代わらない限りこの状況は続きそうですね。
auでの取り扱いも始まったファーウェイ製スマホ
SIMフリースマホ市場でシェアトップの中国ファーウェイから「P10 lite」「P9 lite」の2モデルがランクイン。2つとも絶対王者だった「iPhone」シリーズから何度も首位を奪ったことかある大ヒットスマホです。
格安スマホを扱うMVNOでもセット販売しているところが多く、手に入れやすいモデル。価格の手頃さとスペックのバランスが良く、コスパの高さが好評です。
これだけ売れているので2018年に「P11 lite」を発売するのは既定路線として、今年もSIMフリースマホで最も売れたモデルになるのか?それともライバルASUSが阻むのか?に注目です。
ちなみにこの実績もあってか、2018年からはauでもファーウェイ製スマホ「nova2」が扱われることになりました。
現在世界シェアで第3位のファーウェイ。2018年も日本市場を席巻するスマホの登場に期待しましょう。
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⇒P10 liteのMVNO価格やスペックまとめ
ワイモバイルのAndroidOneスマホ「S1」が10位にランクイン
アップデートが保証されているAndroidOneOS搭載スマホ「S1」が年間売上10位にランクイン。1月からiPhone8発売まで絶好調だったワイモバイルの中でトップセールスモデルとなりました。
2017年9月以降は端末代が安くなった「507SH」がランキング上位になることが多かったものの、トータルでは上回ったようです。
今年2月に「S3」が発売されますが、iPhoneSE/6sが値下げしたためユーザーが流れるのは必死。「S1」ほどの売れ行きは期待できないのでは?と思われます。
11~20位
- 1.6% Xperia XZ(ソニーモバイルコミュニケーションズ/ドコモ)
- 1.6% iPhone6s(アップル)
- 1.5% S2(京セラ/ワイモバイル)
- 1.5% Xepria X Compact(ソニーモバイルコミュニケーションズ/ドコモ)
- 1.5% Xperia XZ(ソニーモバイルコミュニケーションズ/ソフトバンク)
- 1.3% Xperia XZ(ソニーモバイルコミュニケーションズ/au)
- 1.2% 507SH(シャープ/ワイモバイル)
- 1.0% P9 lite PREMIUM(ファーウェイ/UQモバイル)
- 1.0% Galaxy feel(サムスン/ドコモ)
- 1.0% ZenFone Go(ASUS)
ドコモ版Xperiaシリーズ強し
2017年のXperia最新モデルが総合11位にランクイン。
auやソフトバンクからも発売されていますが、Xperiaといったらドコモです。XZのほか、ドコモ限定モデル「Xperia X Compact」も14位にランクインしました。
とはいえ、日本のスマホ端末シェア2位のXperiaですが、iPhoneとの差は広がるばかり。以前まで10数%のシェアだったのが、このランキングでは6%程度にとどまっています。もちろんランク外の数値も合わせれば10%に近くなると思いますが、減少しているのは間違いありません。
2017年はXperiaカバーストアをオープンさせるなど、ソニーモバイルコミュニケーションズ的にも力を入れていくと言っていただけに残念な結果となっています。
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⇒Xperiaカバーストアオープン!
2018年にどんな手を打ってくるのか?に注目です。
UQモバイル最大のヒットモデルに続くのは・・・
UQモバイルが2016年後半に本格始動してから投入されたオリジナルモデル「P9 lite PREMIUM」が18位にランクイン。MVNOで一番売れた端末となりました。
その後も好調だったのですが、ワイモバイルやキャリアの低料金プラン登場によってすっかり目立たない存在に。。。
2017年はAQUOSのオリジナルモデルを投入するもP9 lite PREMIUMほどのヒットにはなっていません。
ワイモバイル以外の格安スマホ業者は大きく伸びてはいないようこともあってか、KDDI系列として優遇され過ぎでは?との批難が他社MVNOから集中しています。
これをどう乗り切っていくのか?に注目です。
2016年に大ヒットしたASUSのZenFoneGoが2017年も好調
2016年まではSIMフリースマホシェアトップだったASUS。その地位はすっかり中国ファーウェイに奪われてしまいましたが、ZenFoneシリーズが人気であることには違いありません。
ただその中でも最低限のスペックを備え、低価格で買える「ZenFone Go」が20位にランクイン。
2018年になっても家電量販店などでセール対象になると売上ランキング上位に食い込んできますし、まだまだ売れ続けそうです。
まとめ
調査会社「BCN」が発表した2017年度のスマホ売り上げランキングを紹介しました。
iPhoneシリーズの強さを再確認させられることになりました。スマホシェアの半分を占めているだけあります。
期待の10周年記念モデル「iPhoneX」のセールスは下降気味ですが、今年も4モデル発売か?など新型への期待はすでに高まってきています。
2018年のスマホ業界の話題もiPhoneを中心に回っていくのは間違いないでしょう。