中国のスマホメーカー「HUAWEI(ファーウェイ)」が売上を発表しました。
ファーウェイは日本でもSIMフリースマホ「P9 lite」が2016年に大ヒットし、今でも売れ続けています。これにより大幅に認知度はアップ。ニューモデル「P10 lite」は、当ブログで毎週紹介しているスマートフォン・ケータイ売上ランキングでベスト5に常にランクインするほどの人気となっています。
また、楽天モバイル独占販売の「honor8」を提供したり、WiMAXやワイモバイルなどモバイルWi-Fiルーターも全社に提供するなど、日本市場にかなり力をいれています。
そこで、先日の業績発表や2016年のデータから、ファーウェイの売上を調べてみました。
ファーウェイ(HUAWEI)の売上はどれくらい?
2017年上半期、2016年年間データからファーウェイグループの売上などをまとめました。
2017年上半期の売上状況
2017年1~6月 | 前年同期比 | |
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グループ売上 | 2831億人民元 (約4兆6428億円) | 15%増 |
店舗数 | 42300店 | - |
スマホ出荷台数 | 7301万台 | 20.6%増 |
スマホ売上 | 1054億元 (約1兆7256億円) | 36.2% |
※1人民元=16.4円で計算
半年で約5兆円の売上です。このままいけば年間10兆円に届きそうな勢い。2016年度が約9兆円のソフトバンクを追い越していきそうです。iPhone有するアップル、Galaxyのサムスンの売上高は20兆円以上なので、こちらの背中はまだ遠そうですが、2、3年後には肩を並べる売上になっているかもしれませんね。
スマートフォン主要モデルの販売台数
端末 | 販売台数 |
---|---|
Mate 9/Mate 9 Pro | 850万台以上 |
P10/P10 Plus | 600万台以上 |
nova2/nova2 Plus | 100万台以上 |
Honor9 | 100万台以上 |
これらの高単価スマホの売上がとくに好調で、
- ヨーロッパ 18%増
- 中国 24%増
- 東南アジア 50%以上
- 中東 50%以上
- 日本 47%増
- 韓国 47%増
とかなりの伸び率になっています。
日本での高価格帯モデルは取り扱うMVNOが少なめなこともあり、「P9/P10 lite」の格安モデルに比べて売れているとは言えませんが、他社のSIMフリースマホに比べれば十分人気です。
2016年の年間売上状況
2017年1~6月 | 前年同期比 | |
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グループ売上 | 5216億人民元 (約8兆5542億円) | 32%増 |
純利益 | 371億元 (6084億円) | 0.4%増 |
スマホ出荷台数 | 1億3900万台 | 20.6%増 |
スマホ売上 | 1798億元 (約2兆9487億円) | 44% |
※1人民元=16.4円で計算
スマホが約2割増と好調な売上に。日本でも2016年に大ヒットした「P9 lite」を始め、全体的に好調な売れ行きでした。
まとめ
ファーウェイの売上状況をまとめました。
世界中のスマホ市場で大きなシェアを獲得していますし、日本でも絶好調。2016年のSIMフリースマホシェアトップはASUSでしたが、2017年度はファーウェイになりそうです。
業績発表の質疑応答の場で、日本独自モデルの投入するかも?と感じられる回答(防水や電子マネーなど)もあったので、これからのファーウェイへの期待がさらに高まります。