2016年4月26日、米アップルが第2四半期の業績を発表しました。
(2015年12月27日~2016年3月26日までの期間)
業績は以下のとおりとなっています。
(1ドル=111円換算)
- 売上高 505億5700万ドル(約5兆6100億円) 前年同期比13%減
- 純利益 105億1600万ドル(約1兆1600億円) 前年同期比19%減
- 1株あたりの利益 1.9ドル 前年同期2.33ドル 0.43ドル減
- iPhone販売台数 5119万台 前年同期比16%減
- PC「Mac」販売台数 403万台 前年同期比12%減
- iPad販売台数 1025万台 前年同期比19%減
- その他端末売上高 30%増
- ソフトウェア・サービス売上高 20%増
- 売上総利益率 39.4% 前年同期40.8% 1.4%減
- 当四半期の売上比率 アメリカ33% その他67%
前年はiPhone 6/Plus、6s/Plusの販売が好調でしたが、今期はiPhoneの売上が大幅減。ドル高、新興国市場での伸び悩みも大きく響いた模様。また売上の4分の1を占める中国も26%減となっています。
その他端末売上高では「アップルウオッチ」「アップルTV」などが好調、アプリなどソフトウェアの売上も好調でしたが、全体の業績を押し上げるほどではありませんでした。 ただ株主配当は10%アップ、1株あたり0.57ドルが配当される模様。
iPhoneSEの売れ行き不振、iPhone減産などここのところネガティブなニュースが多かったアップルが13期ぶりの減収減益となったようです。中国での今後もサービス停止など雲行き怪しいですし、新興国では低価格スマホがヒットしラインナップも充実してきてます。今後もiPhoneには厳しい状況が続きそうです。
ちなみに、アップルによる2016年4~6月期業績予想は以下のとおりとなっています。
- 売上高として410億~430億ドル
- 売上総利益率 37.5%~38%
- 営業費用 60億~61億ドル
- その他収入 3億ドル
また、4月26日の業績発表の様子はライブストリーミングにて聴くことができます。
⇒http://www.apple.com/investor/earnings-call/
英語ですが興味ある方はぜひ。