スマホの防水性能について詳しく解説!お風呂、雨、海で安心して使えるのはどのレベル?

スマホの防水性能 見出し画像

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現在のスマートフォンにももちろん防水機能が付いている機種があります。

Androidには数年前からついていましたが、iPhoneも7からは搭載されるようになりました。

ただし機能にはそれぞれレベルがあり、そのレベルによって性能は変わってきます。

そのためスマホの使用環境に合わせたレベルのものを選ばなくてはなりません。

スマホの防水レベルとその違い

レベルはIEC(国際電気標準会議)が定める等級で表されています。

等級表記は「IP◯◯」と記載されており、左側が「防塵」・右側が「防水」等級を表しています。IEC規格の他にはJIS規格もありますが、ほぼ同一規格です。

IEC規格でみてみると「IP67」と表記されている場合は、防塵性能が6級で防水性能が7級ということになります。「IPX6」と表記されている場合は防塵性能は搭載されていません。

等級数が大きくなるほど保護されています。

等級のレベルを確認してみましょう。

等級による防水レベル

防水レベル解説

0等級

0等級は保護されていません。

1等級~3等級

1等級(防滴1形)は垂直に落ちてくる水滴による影響がない、2等級(防滴2形)は15度の範囲で落ちてくる水滴による影響がない、3級(防雨形)は30度の範囲で落ちてくる水滴に影響はないとしています。

ただしJISの規格では2級までは防滴性能がないので、防水性能を求めるなら3級以上のものになるでしょう。

4等級~6等級

4等級(防まつ形)はあらゆる方向からの飛まつによるによる影響がない、5等級(防噴流形)はあらゆる方向からの噴流水による影響がない、6級(耐水型)はあらゆる方向からの激しい噴流水による影響がないとしています。

5級以上になると完全防水性能です。

7等級

7等級(防浸形)は一時的(30分)水没しても内部に浸水することがない、8等級(水中形)は継続的に水没しても内部に浸水することがないとしています。

ただし7級までは試験方法が規定されていますが、8級には規定がない(7級以上の試験条件)ためメーカー独自の基準による規定になるでしょう。

 

どの防水レベルを選べばいい?

防水レベル別のスマホ選び方

最低でも4等級以上を選ぼう

性能的には4級級以上のものを求めるのが一般的です。

わかりやすくいうと、たくさんの汗や雨粒なら濡れても大丈夫です。

水の中に浸けることはできません。

ただし、大量の汗をかく人は防ぎぎれない可能性があるため、最低でも5級を選んでおいたほうがいいでしょう。

お風呂で使う場合は5等級以上を選ぼう

5級はお風呂での使用も可能になります。

ただし、お風呂の中に浸けることはできませんし、シャワーを直接かけることもできません。

雨の中でも使用かのうですが、あくまでも飛び散る水に対して有効であり、また、毎日お風呂で使用していると故障する可能性はあります。

格安スマホなら5級まで対応しているものが多いでしょう。

6級になると耐水性能があります。

お風呂やシャワーによる湿気にも対応できるので、使用頻度が高くても内部への影響が出る可能性は低いとされています。

ただし、水の中に入れることは控えるのがいいでしょう。

水中で使うなら7等級以上を選ぼう

7級は水に浸けても問題はありませんが、ただし「一時的・一定水圧」というう基準があるので長時間付けて置くことはできません。

一時的・一定水圧の基準は推進1mで30分です。

現在のスマホのほとんどは7級まで対応しています。

上記のシーンをクリアしていても使用できない場面があります。

たとえば海やサウナです。

これらは基本的には「5~35℃の真水や水道水を想定」したものなので、塩分を含む海水などには効果を発揮しないこともあります。

もちろん機種の性能によって変わるので、あくまでも基準であり一概ではありませんが、海での使用が可能かどうかも確認しておきましょう。

また、水濡れに大丈夫とは言え、7級や8級のスマホでもサウナでの使用はできません。

湿気には対応できますが、熱気に対応できないためです。

精密機械なので熱には弱い性質を持ち、故障の原因になってしまう可能性があるためです。

ちなみに防塵性能についても確認しておきましょう。

 

防塵性能の等級レベル

1級は直径50mm以上、2級は直径12.5mm以上の固形物、3級は直径2.5mm以上、4級は直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らないとしています。

防塵性能は5等級以上の機種に認められています。

5級は有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入りません。

6等級になると対人性能があり、6級は粉塵が中に入りません。

精密機械は埃が入って故障する可能性もあるため、防塵性能も同時に確認しておくのがいいでしょう。

さて、もちろん防水機能が高くなるほど価格にも影響してきます。

しかし、最近はどこでもスマホを使うのが当たり前になっており、不注意でポケットに入れたまま洗濯機で回してしまった、お風呂で使用してて浴槽に落としてしまった、ポケットから落ちてトイレに水没したなどトラブルもすくなくはありません。

故障した場合はさらに費用負担が伸してしまうので、最低でも5等級、きちんと対応するのなら7等級のスマートフォンを選んでおくと安心して使用できるでしょう。

まとめ

最近のモデルでは当たり前に対応するようになっているスマートフォンの防水性能についてまとめました。

雨や汗など水分の影響は避けては通れないスマホ端末です。

自分の利用用途や利用状況にあった防水レベルのスマホを選ぶときの参考にしてください。