日本のスマホ決済利用率はどれくらい?

日本銀行が発表した2017年6月のデータによると日本のスマホ決済普及率は6%なのに対し、中国は98%となっていました。

日本はガラケー時代からおサイフケータイに対応し、世界でも電子マネーを使った携帯決済の先進国だったはずなのですが、現在はすっかり後進国になっています。

なぜこんなに中国と差が開いているのか?何が問題なのか?

そこで日本・中国・アメリカの決済手段調査データをまとめました。
(調査対象:18~69歳の都市部在住者)

日本・中国・アメリカのスマホ決済利用率

日本中国アメリカ
スマホ決済5.2%80.9%10.8%
現金90.2%82.9%76.3%
クレジットカード61.9%60.9%62.1%
デビットカード3.1%23.7%53.4%
電子マネー29.6%18.3%8.4%
銀行振込7.2%21.4%4.1%
その他0.4%0.2%0.9%

念のため断っておくと「スマホ決済=電子マネーの利用」ではなく、あくまでスマホを介した決済手段のこと。

日本ではSuica、nanaco、Pontaなどカードタイプの電子マネー決済がかなり普及していますが、それらとは別です。

スマホ決済

日本はわずか5.2%となっています。

決済機能を搭載した携帯電話は2017年3月時点で3200万台ほどになっています。この数字は日本の回線契約数約1億6000万の2割に相当する台数。なんですが、この数字に比べるとごくわずかのユーザーしか利用していないようです。

日本のスマホユーザーの約半数はiPhoneで、iPhoneは7からようやくスマホ決済に対応し始めたばかり。いくら売れていると言っても、まだ7より古いモデルを使っている人も多いでしょう。

現在ApplePayやAndroidPayといった手段も登場していますが、スマホ決済比率アップには大きく貢献していないようです。

普及しない理由として

  • すでにプリペイドカードが普及している
  • 初期設定が面倒
  • 現金主義

などが上げられます。

プリペイドカードは店舗のレジで「無料で作れますよ」などと勧誘されれば、とりあえず作ってしまう人も多いでしょう。

またスマホ決済利用時の初期設定がよくわからないのも理由の1つ。

そして現金決済の多さからわかるように、現金で支払いたいと考える人が多いと考えられます。75円のものを買って125円支払う→50円硬貨1枚のお釣りをもらう、といった他国からすると不思議に思われる払い方をするくらいやりとりに慣れているのも大きいんでしょうね。

現金決済

全体的に高めですが、その中で日本が9割以上と多めです。

現金を持ち歩いていても比較的安心できる治安の良さも関係ありそうですね。

クレジットカード決済

数ある決済手段の中でクレジットカードだけは3つの国で大きな差がありませんでした。約6割が利用しています。

調査会社のデータによると、日本人1人あたり約2枚クレジットカードを所有しているそうです。そしてカードの種類も多く、各社ポイントサービスで激しく競争していることもあり、特典目当てで使う人も多いでしょう。

デビットカード決済

アメリカではかなり普及している手段ですが、日本ではまだまだ。

口座の直結したカードサービスなので、賃金格差が広がっているいま預金残高が少ない人が多く利便性が悪いのかもしれません。

ここ数年で大手銀行も積極的に宣伝し始めていますが、利用者はわずか3.1%と伸び悩んでいるようです。

その点クレジットカードは後払いなので、まだまだ優位性は変わらないでしょう。

電子マネー決済

2015年時点のデータでは約400億ドルもの決済が行われていた日本。世界一番電子マネーが普及している国でしょう。

ガラケー時代から活用され、モバイルSuicaなどカード型の電子マネーサービスが普及しているため他国に大きく差を付けています。

銀行振込による決済

ネット通販利用時にほとんどのショップで銀行振込が選べます。ただし振込手数料も必要ですし手続きも面倒。

それに比べてクレジットカードなら手数料はショップ持ちですぐ決済処理されます(実際の引き落としは先ですが)。

さらにポイントも付くとなったら、わざわざ銀行振込を選ぶ人はいないでしょう。

中国ではなぜスマホ決済が普及している?

中国では「Alipay(アリペイ)」「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」が主流です。

中国の大手通販サイトを運営するアリババで実施されたセールによって、1日の売上が○兆円といったニュースが報道されていましたが、日本以上にネット通販が盛んです。

またこれらアプリの初期設定が簡単なことも普及に一役買っているようです。

さらに電子マネーやクレジットカード決済では店舗側が専用端末を設置する必要があるため、どうしてもお金がかかってしまいます。

それに対してスマホ決済ではQRコードさえ掲示しておけばいいとういお手軽さが普及に拍車をかけています。

QRコードを印刷するだけならコストなんてほぼないようなものですからね。

もし日本でも普及したら、縁日の屋台でQRコードが掲示されるなんて状況が見られるかもしれませんね。

お釣りのやりとりもなく、無人コンビニとかでも活用できそうな仕組みです。

まとめ

スマホ決済の利用状況をまとめました。

日本では圧倒的に普及していませんが、キャッシュレス決済自体はクレジットカードや電子マネーの普及で進んでいると言えます。

日本で圧倒的シェアを誇るiPhoneも2016年発売「iPhone7」から機能を搭載していますし、今後は徐々に増えていくことでしょう。

ただ中国のようにQRコードでのスマホ決済が普及する気配はいまのところありません。

QRコード自体は日本発の技術なんですけどね。。。

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