かなり利用者が増えてきた格安SIM。ですが使ってる人は全体の1割程度とまだこれからのサービスです。安くなるとは聞いてるけど、原理がよくわからないって人も多いはず。
そこで格安SIMはなぜ安いのか?その理由をまとめました。
そもそもSIMってどんなもの?
端末にはSIMカードが入っています。これは「どの回線につなげるのか?」が記憶されているICチップとなっています。 3大キャリア、ドコモ・au・ソフトバンクが提供している端末にはキャリアのSIMカードが入っています。で、ドコモならドコモ回線につなげてくれます。
格安SIMはなぜ安い?
「格安」なSIMというだけあって、サービスが悪いイメージを持っている人もいるんじゃないでしょうか。実店舗もキャリアほどないので実態が見えにくく、悪質業者なんじゃないの?と不安に感じるかもしれません。 まず最初に、格安SIMは悪いことをして通信料を安くしてるわけじゃありません。キャリアのサービス内容との違いによって値段を抑えています。
サービスの差については以下のとおり。
格安SIM | キャリア | |
通信速度 | キャリアの回線を10Mbpsあたりいくら?で契約し借りているため、格安SIM業者によって速度が変わってくる。また一定容量以上使うと速度制限がかかるプランがほとんど。 | 混雑時は低速になりますが、基本的に格安SIMより高速。自社の通信環境をフルに使えるため安定性もあり。 |
対応エリア | キャリアの回線を借りる形なのでほぼ同じエリアでつながります。 | どのキャリアも僻地以外のエリアなら繋がるでしょう。 |
サポート体制 | 端末とSIMカードが別なのでサポートは充実していません。端末セット販売している格安SIM業者ならオプションで補償サービスが付けられるところもあり。 | オプションにもよりますが、故障・盗難・紛失などへの対応が充実。代替え機のサポートも手厚い。 |
独自サービス | 独自メルアドがあるところは少なめ。ただ料金が安くなるサービスは増加傾向にあり。 | キャリアメール、ポイント利用などキャリアならではのサービスあり。長期利用者割引などもあり。 |
以前は通話メインの人だとキャリアが良かったんですが、今年に入って「楽天モバイル」が始めた「5分かけ放題」オプション登場から後に続く格安SIM業者も増え、長電話する人でなければ問題なくなりました。キャリアメール必須な人は使えなくなるので無理ですが、それ以外はキャリアとの差は少なくなってきています。