子供のスマホ所有率は?小学生高学年でスマホがガラケーを逆転
調査会社デジタルアーツが、子供のスマホ所有率に関する調査結果を発表しました。それによると、小学生のスマホ所有率があがっているようです。スマホを子供に与えると親の知らないところでどんな情報に触れるわからないため不安に感じる人も多いでしょう。別の調査会社発表データでは、そういった背景もありガラケーや子供向け携帯を持たせる人は小学校1年生くらいからいます。そして、小学校高学年(5・6年生)になる頃から所有率が20%を超えてきます。それでもスマホ以外の携帯電話所有率のほうが多くなっていました。関連記事:子供のスマホ所有率ただ、今回の発表ではついに小学校高学年のスマホ所有率がガラケーを超えたようです。高校生は2012年、中学生は2014年に逆転していましたが、2017年に小学生高学年もとうとう逆転。格安スマホの普及で維持費が安くなったことも影響しているんでしょうね。今後も更に低年齢層に広がっていきそうです。今回発表されたデータは以下のとおりです。調査対象:10~18歳618名
調査時期:2017年1月子供のスマホ所有率
小学生(4~6年生)
- スマホ所有率・・・60.2%(前年比22.3%増)
- iPhone・・・42.7%
- Android・・・54.8%
- 格安スマホ・・・21.0%
2016年までは多少の増減を繰り返すだけでほぼ横ばいでしたが、2017年までに大幅増となっり過半数を超えました。キャリアの家族割引プランや、親のスマホをお下がりをもらって使う、中古スマホ市場の拡大、格安スマホの普及などの要因がありそうですね。怪しいサイトへのアクセスなど制限するフィルタリングサービスの充実もあげられそうです。ちなみに、フィルタリングサービスの利用実態は以下のようになっています。- 53.9% 利用している
- 17.5% 使ったことがない
- 14.3% 使っているかわからない
- 6.0% 過去に使っていた
- 5.7% ネット利用できない端末にしてある
- 2.5% フィルタリングサービスを知らない
ほぼ半数が利用しているようです。うちの子は大丈夫、と信じてあげるのも大事ですが、小学校低学年くらいだとまだまだ判断能力も育っていないでしょう。コスト的なこともありますが、子供の安全を考えればフィルタリングサービスを利用したほうが安心です。中学生
- スマホ所有率・・・82.0%(前年比5.8%増)
- iPhone・・・54.4%
- Android・・・45.6%
- 格安スマホ・・・13.0%
すでにかなり普及していますが、まだまだ上昇していきそうです。中学生からiPhoneがシェア過半数に。格安スマホは小学生に比べるとガクンと落ちていますね。高校生
- スマホ所有率・・・98.5%(前年比0.9%増)
- iPhone・・・56.2%
- Android・・・43.3%
- 格安スマホ・・・9.4%
所有率がほぼ100%に。iPhoneの割合がさらに上がっています。そして格安スマホはさらに下がっています。 まとめ:子供のスマホ所有率は?小学生高学年でもガラケーをスマホが逆転
小中高校生別のスマホ所有率を紹介しました。スマホ料金の低価格化やフィルタリングサービスの普及など、小さな子供に買い与えやすい条件が整ってきています。今度もこの流れが続くのは間違いありませんし、将来的に幼稚園児がスマホをいじる時代がくるかも?