MVNO(格安SIM)事業者別シェアランキング2016
「MM総研」が日本国内におけるMVNO(格安SIM)に関する市場調査結果を発表しました。それによると、2016年9月末時点でのMVNO回線契約件数は657.5万件、前年比62%増となっています。【過去の契約件数推移】(単位:万) | 2014/3 | 2014/9 | 2015/3 | 2015/9 | 2016/3 | 2016/9 |
件数 | 173 | 230.5 | 326 | 405.8 | 539.4 | 657.5 |
差 | - | +56.5 | +95.5 | +79.8 | +133.6 | +118.1 |
2016年1月からキャリアの端末実質0円がなくなり急増しているのがわかります。 ほか、MVNOを運営している事業者別のシェア状況についても発表されていたので、そのデータをもとにMVNOシェアランキングを作成してみました。2016年度版 MVNO(格安SIM)事業者別シェアランキング 個人向け
- 19.0% NTTコミュニケーションズ(OCN)
- 16.4% インターネットイニシアティブ(IIJ)
- 8.6% 楽天
- 5.9% ケイオプティコム
- 5.3% ビッグローブ
- 4.3% U-NEXT
40.5% その他
2016年3月期では4位だった「U-mobile」などを運営するU-NEXTが6位に、代わりに「mineo」のケイオプティコムが4位に上がってきました。その他は順位変わらず。シェア1位のNTTコミュニケーションズはMVNO単体でもシェア上位の「OCNモバイルONE」を運営している事業者です。使い勝手の良いプラン設定が魅力で根強い人気を獲得しています。サービス面で他社におくれることが多い印象ですが、低速でもある程度快適につかえるバースト転送にも対応し、さらに魅力は上がっています。関連記事:「OCNモバイルONE」詳細まとめ 2位のインターネットイニシアティブは満足度ランキング1位でもある「IIJmio」を始め、ビックカメラで扱っている「BIC SIM」、「DMMモバイル」もここの系統に含まれます。どのブランドも満足度が高めでおすすめなMVNOと言えます。「IIJmio」は最近au回線対応プランも加わってさらに使いやすくなりました。関連記事:「IIJmio」詳細まとめ 3位は「楽天モバイル」を運営する楽天。今の格安SIM業界ではMVNO単体でトップです。キャンペーン乱発しすぎなんじゃ?と思わなくもないレベルで毎月いくつかキャンペーンやってるので、MVNO契約でネックになる端末代を安くすることができます。ラインナップも他社を圧倒するレベルで充実してるので有力候補の1つに挙げられるでしょう。関連記事:「楽天モバイル」詳細まとめ 4位は「mineo」有するケイオプティコム。ドコモ、au両方に対応し、会員用コミュニティサイトがあるなどユーザーサポート面ではトップといっても問題ないでしょう。料金も手頃で、特にau回線を使った格安SIMの中では一番安く使えるでしょう。私もここのを使わせてもらってます。関連記事:「mineo」詳細まとめ ほかビッグローブ、U-NEXTなど主要なMVNOが続いてますが、とりあえず格安SIMに乗り換えるなら上位4つから選べば問題ありません。 まとめ:MVNO(格安SIM)事業者別シェアランキング2016
MM総研発表データから人気MVNOについてまとめてみました。ピックアップしたMVNOはどこも人気のあるサービスで、キャリア契約に比べればどこにしても安くなります。それぞれの料金も極端に変わりませんし、選べるセット端末で選んでしまうのもありですね。