格安SIM(MVNO)の業者数と契約者数はどれくらい?

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総務省が発表した平成28年5月13日付けの資料によると、MVNO総数は210社。また契約者数は1152万件となっています。前年の業者数が170社、契約者数が892万件だったのでかなり増加しているのがわかります。

今年に入ってからこの流れはさらに加速していて、次々に新しいMVNOが誕生しています。理由の一端に、4月に改定されたMNO(ドコモ、au、ソフトバンクなど自分の回線を持っている提供側のこと)からの回線レンタル料値下げがあります。

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ドコモやauもかなり値下げされていますが、ソフトバンクがようやく他社に近い料金設定になってくれたのが大きい。今年はソフトバンク回線を使ったMVNO誕生の年になるかもしれませんね。

また、現在ドコモ回線のMVNOがほとんどで、auは確認出来るだけだと4社、ソフトバンクは0社、とかなり偏った状況となっています。これは今まで業界のリーディングカンパニーだったドコモだけMVNO希望者の申し出を断れないよう法律で定められていた、という一般人からすると変な法制度になっていたことが大きな原因ですが、これもなくなりそうな流れです。

今、総務省は「通信自由化」推進中ですし、au、ソフトバンクが逃げられないよう包囲網は着々と敷かれていくでしょう。通信事業参入を促すための予算もでてるみたいなので、しっかり使い切るためいろいろやってくれるはず。この先まだまだ新規MVNOの参入が増えていきそうですね。

格安SIM(MVNO)の業者数と契約者数はどれくらい? まとめ

MVNO黎明期は1GB1000円程度で今から考えると高額な料金設定でした。でも今は500MB以下ならタダの「0 SIM」を筆頭に、1GB500円未満のMVNOも増えています。ただ 料金は横一線になってきた印象があります。

そんなわけでこの先MVNO間の吸収・合併が増えていくと思いますが、もうしばらくは激しいサービス競争が繰り広げられそうですね。