ソフトバンク回線格安SIM誕生も?MVNOに対するキャリアの回線レンタル拒否に独占禁止法違反の疑い
キャリアの回線レンタル料が値下げされた2016年4月以降、新しいMVNOが次々に誕生しています。夏には本命といわれる「LINEモバイル」も登場し新規参入がますます加熱していきそうです。ただ、キャリアはどんなMVNO(になる予定の)業者にも無条件で自分のところの回線を貸しているわけじゃありません。ドコモだけは電気通信事業法で拒否できないとされていたようですが、au、ソフトバンクは除外されていた模様。このあたりの理由は謎ですけど、5月20日、公正取引委員会の公式サイトにて「auとソフトバンクもMVNOの申し込み拒否したら独占禁止法的にどうかと思う」と発表しました。今までドコモ回線のMVNOばかりだったのはこの辺に影響があったんですね。回線レンタル料ももちろん関係してると思いますが、4月にかなり値下げされたのにソフトバンク回線のMVNOが未だに登場しないのは不思議だったんですよねー。きっと拒否してたんですね。MVNOなんかよりウチのワイモバイル契約すればいいじゃん!って感じでしょう。でも今回の公正取引委員会の「独禁法違反の恐れがある」という発表により、拒否しにくい状況になったわけです。まだ独占禁止法違反とハッキリ明言されてないといってもソフトバンク回線格安SIM誕生に一歩近づいたのは間違い無さそうです。ドコモやau回線のMVNOだとSIMロック解除しなくても格安SIMがそのまま使えたりするので、ぜひソフトバンク系新MVNOが登場して欲しい。初物はインパクトあるでしょうし、KDDIみたいにソフトバンクさんも自分のとこで1つMVNO作ったらいいじゃないですか。ねぇ?またauも「mineo」1強な感じなので、もっとたくさんのMVNOにでてきて欲しいと思います。すでに競争激化してるのでコレ以上の通信料値下げは厳しいかもしれませんが、サービスがイマイチと言われがちな格安SIMのさまざまな面が競争によって改善され、選ぶ側にとってさらにいい環境になるといいですね。