MVNO(格安SIM)満足度ランキング 2017年3月度
株式会社MM総研がMVNO(格安SIM)の認知度、満足度などについて独自調査した結果を公表しました。こういったデータは価格.comなど別の企業も発表していますが、満足度ランキングに関してはかなり違った結果になっていたので、比較しつつデータをまとめてみました。 まずは満足度ランキング比較から。MVNO(格安SIM)満足度ランキング
MM総研・価格.comデータを比較しました
順位 | MM総研 | 価格.com |
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1 | BIGLOBE SIM | フリーテル |
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2 | mineo | イオンモバイル |
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3 | フリーテル | DMMモバイル |
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4 | IIJmio | IIJmio |
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5 | UQモバイル | mineo |
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調査時期の違いなど調べ方が同じではないので参考程度ではありますが、両方にランクインしているMVNOなら比較的安心して選べるでしょう。「フリーテル」は両社で上位にランクイン。従量制プランや通話し放題プランなど料金的に他社より優れていることもあり、コストパフォーマンスの高さが特に評価されています。「BIGLOBE SIM」は価格.com側では10位だったものの、MM総研の最新調査ではトップに。ここは回線品質、価格、サポートなど総合的に高順位となっていて安心感があります。格安SIMデビューするにはいいですね。1位「BIGLOBE SIM」の特徴
ネット企業大手の「BIGLOBE」が運営する格安SIMサービスで信頼性は高いです。そしてここ数年の動画視聴サービスが増えてきたこともあり利用者のデータ通信量が激増しているんですが、ここは「エンタメフリーオプション」というユーチューブ動画などでのデータ通信利用がカウントされないオプションサービスもあり。大容量プランを契約しなくても良く、料金を抑えられるのは大きなメリットです。詳細はこちら⇒BIGLOBE SIM ほか、公表されていたデータもまとめておきます。格安SIM利用実態
格安SIMの認知度
- 14.9% 現在使っている
- 36.3% 知っているだけ
- 32.6% 聞いたことがある
- 16.2% 全く知らない
使っている・知っている人は83.6%とかなりの割合になっています。CMや家電量販店で大きなスペースが取られていることなど、2016年あたりから急激に見聞きする機会が増えているのは大きいですね。利用者はまだ15%ほどですが、総務省の後押しやmineo・UQモバイルなどMVNOのCM展開もまだまだ活発ですし、ソフトバンクiPhoneがSIMロック解除なしで使える格安SIMも登場しました。またSIMフリースマホも海外メーカーの日本参入が増えています。今年はさらに利用率が上がることは間違いないでしょう。格安SIMを使わない人の理由
- 16.3% 申込みが面倒
- 15.1% サポート面が不安
- 14.6% 通信品質が不安
- 12.2% キャリアメールが移行できない
- 12.1% サービスがよくわからない
- 11.2% 提供会社がよくわからない
- 8.8% 他のサービスを利用している
- 8.2% 使える・使いたい機種がない
- 6.4% 契約方法がわからない
- 6.2% 設定方法が難しそう
など
以前はサービスや会社、設定がわからないという理由が上位だったんですが、認知度が上がったこともあり、知った上で不安に思っている部分が上位にランクイン。確実に浸透はしてきていますね。 まとめ:
調査会社が公表したMVNO(格安SIM)利用実態データをまとめました。格安SIMを薦めたい、と答えた人は68.3%との結果がでているので、満足してる人がそれだけ多いってことですね(薦めたくないと答えた人は5.7%)。私も使っていますが、特に不便さを感じたことはありませんしおおむね満足です。以前は昼や夕方などピーク時間帯での速度低下がヒドかったんですが、今は多少改善されているようですし、MVNO各社が積極的に改善に投資している成果でしょう。上で紹介した格安SIMを使わない理由でどうにもならないもの(キャリアメールが移行できないなど)が原因でないなら、大幅にスマホ代が節約できるのでおすすめです。