おじいちゃんおばあちゃんのスマホ事情 どんなスマホがおすすめ?
スマホ普及率が95%以上になった現代。ガラケー市場も根強く残っていますが、徐々に縮小しています。そんな中でスマホ利用率が低いおじいちゃん・おばあちゃんのシニア世代でも、iPhoneやAndroidスマホを華麗にいじっている姿をよく見かけるようになりました。とは言えまだまだ少ないのが現状です。そこでおじいちゃん・おばあちゃん世代がスマホに乗り換えるときの理由をまとめました。
(参考データ:NTTドコモの調査部門、モバイル社会研究所が発表した「シニアがスマホを所有した理由」より)おじいちゃん・おばあちゃんがスマホを持った理由は?
イメージ的に新しい機器に自分からチャレンジしていくようには思えないおじいちゃん・おばあちゃん世代。どのような経緯でスマホを持つに至ったのか?の調査結果はこのようになっています。【理由ランキング】
調査対象:60~79歳の男女2936名
- 31% 使いたい機能があった
- 22% 家族からの勧め
- 12% ガラケーが使えなくなった
- 11% 周りがスマホを持っているから
- 7% その他
- 6% なんとなく
- 5% スマホが安いから
- 3% ショップ定員のすすめ
- 3% 友人のすすめ
能動的な理由(黄色枠)
約3割が自分の意志で積極的にスマホへ乗り換えたようです。こういうおじいちゃん・おばあちゃんはいいですね。歳をとるにつれて守りに入りがちですが、いくつになっても新しいものへの好奇心は持っていたいものです。ほか自らの意志で乗り換えたとかんがえられるのは、周囲がスマホを使っているから、スマホが安いからの2つ。1位と合わせて47%と約半数のおじいちゃん・おばあちゃんが能動的にスマホを契約していると考えられます。思ったより多い印象です。受動的な理由(青色枠)
これに対して、受け身でスマホ契約に至った理由は家族や友人・スマホショップ定員からのすすめ、ガラケートラブル、なんとなく、といったものとなっています。合計46%と能動的な理由とほぼ一緒の結果に。シニア層スマホ所有率の今後
ガラケー市場も徐々に縮小していっていますし、必然的におじいちゃん・おばあちゃん世代のスマホ所有率もあがっていくのは間違いありません。シニア向けスマホも売れ行き好調で文字サイズが大きくなるなどお年寄りにとって必要な便利機能は搭載されていますし、周囲に同じ世代のスマホ所有者も増えていきます。また格安スマホの登場で安くなっていますし、今後ガラケーが壊れてショップへいけば店員から確実におすすめされるでしょう。ランキングであがっているスマホ所有理由がさらに増えていくのは間違いありません。 おじいちゃんがスマホに乗り換えた理由
上のランキングは男女合算ですが、おじいちゃん・おばあちゃんそれぞれでスマホに乗り換えた理由は大きく違っているようです。おじいちゃん世代で%が一番多かったのは「使いたい機能があった」から。これが約4割と占めていました。対しておばあちゃん世代は約2.5割に留まっています。買い物をするときは一般的に、男性はスペックを気にする、女性は感情でものを買うと言われていますが、結果からもその傾向が見えますね。おばあちゃんがスマホに乗り換えた理由
おじいちゃんが機能面を重視しているのとは違い、おばあちゃん世代は「家族の勧め」が占める割合が一番多くなっていました。おばあちゃんが約4割、おじいちゃんが約2割と真逆の結果に。女性は周囲との関わり・コミュニティを大事にする傾向があると言われています。ここでもその結果がハッキリ出ていますね。 どんなスマホがおすすめ?
各キャリアから発売されているシニア向けスマホがおすすめです。- ドコモ らくらくスマホ
- au BASIO(ベイシオ)
- ソフトバンク シンプルスマホ
といったものがあり、継続的にニューモデルが出ているため最新機種を選びましょう。ただ日本で過半数のシェアを誇るiPhoneでもいいと思います。機械が苦手で避けぎみな私の両親にiPadを持たせたら、今では当たり前のように使っていますし、iPhoneならいけるのでは?と思います。 まとめ
おじいちゃん・おばあちゃん世代のスマホ購入理由をまとめました。性別によってハッキリ購入理由が違っていました。おじいちゃんはスマホの機能、おばあちゃんは周囲の勧めから契約に至っている割合が多いようです。今後ますますスマホ所有率はあがっていきますし、今使っている若い世代がシニア世代になっても使い続けるのは間違いありません(将来もスマホという機器が残っているなら)。いま携帯持ってない人はかなり希少で珍しい存在ですが、近い将来スマホを使っていないシニアがそうなっていきそうですね。