シニアのスマホ所有率・利用率に関する調査結果
市場調査会社「MMD研究所」が「シニアのスマホ所有」についての調査結果を発表しました。結果は以下のとおりです。調査対象:60~79歳の男女4398人シニアのスマホ所有率に関する調査データ
利用端末 | 2016年 | 2015年 | 差 |
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普通のスマホ | 35.9% | 25.9% | +10.0% |
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シニア向けスマホ | 2.6% | 1.9% | +0.7% |
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普通のガラケー | 50.7% | 59.2% | -8.5% |
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シニア向けガラケー | 4.7% | 5.0% | -0.3% |
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所有せず | 6.1% | 8.0% | -1.9% |
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シニアのスマホ所有率は38.5%。約4割がスマホを所有している結果に。そのうち普通のスマホが35.9%、シニア向けが2.6%となっています。前年比でも1割がスマホに乗り換えているようです。対してガラケーは前年比1割減。それでも半数はガラケーを利用しています。少し前にスマホがガラケー台数を上回った、というニュースをみたんですが、シニア世代でも数字にしっかり現れてます。格安SIMの普及や低価格スマホのラインナップ充実などもあり、親へスマホをプレゼントする人も増えている印象です。来年か再来年あたりで5割超えしそうですね。ただシニア向け端末の所有率は低いように感じました。スマホ売上ランキングを見ると30位前後に「らくらくホン」「簡単ケータイ」「かんたん携帯」など各キャリアのシニア向け端末がランクインしているんですよね。一定の需要があるのは間違いないとしても、「年寄り向けなんて使えるか!」「私はまだ若い!」と思ってるシニアが多かったりして?文字サイズ変更できますし操作が極端に難しいわけじゃないでの、わざわざシニア向け端末を買う必要性もないのかもしれませんね。シニアの端末買い替え需要に関する調査データ
スマホにする、と答えたシニアは約9割という結果に。ガラケーはわずか2.6%になってます。この調査はあくまで一部を対象にしたものなので100%こうなるわけじゃありませんけど、数年後にはガラケー所有者がほとんどいなくなりそうな数値です。ガラケーのメリットの1つに小ささがあると思うんですが、来年にディスプレイが曲げられるスマホが発売されそうですし、折りたたみ可能になってコンパクト化したらさらにシェアが縮小しそうです。