数あるアンドロイドスマホの中でも、SOYES XSは最小といえるサイズが一番の特徴です。名前に「XS」とあるだけに普通のスマホより小さいことが伺えます。
読み方は「ソイス エックスエス」か「ソイエス エックスエス」かわからなかったのでグーグル計策してみたのですが、どのサイトも「SOYES XS」としか書いてない。。。ただし動画で紹介していたユーチューバーさんが「ソイエス エックスエス」と言っていたのでそうなんでしょう。
そこで「SOYES XS」がどんなスマホか、スペックや端末価格などをまとめました。
極小スマホ「SOYES XS」の特徴を解説
ディスプレイの特徴
SOYES XSのディスプレイサイズはわずか3インチ、解像度は854×480ピクセルとかなりの小ささ。今でもユーザーの多いiPhoneSEですら4インチなので、その小ささが際立ちます。3インチというと折りたたみ式ガラケーのディスプレイサイズくらいですね。
そんなコンパクトボディながら、小さくてもタッチ操作に対応しているため十分スマホとして使える機能を備えています。
ディスプレイの種類は非公表ですが、視認性は良好なので問題にはならないでしょう。
本体価格
価格は税抜19,800円あたりとなっていて、大きさの印象に見合った価格設定でとてもリーズナブル。
アマゾンでは15000円以下で販売されているのを見かけます。
本体カラーはホワイト、ブラック、ゴールド、マジョーラ(虹色)の4種類確認できています。
SOYES XSのスペック詳細
処理性能に関するスペック面では、MediaTek社のクアッドコアCPU、MTK6737を搭載しているので、見た目の大きさに比べて十分な性能を備えています。
またメモリは2GB搭載で16GBの内蔵ストレージも搭載と、こちらも必要最低限のスペックです。
OSのバージョンは、国際版だとアンドロイド6で古めですが、中国版は7が標準となっています。
重さはわずか101gですし、高さ91mm幅47mm奥行9.8mmの大きさにすべてが収まっているので、文字通り手のひらサイズのスマホです。
ボディには金属素材が使われているので、最小サイズで軽くてもそれほどチープさは感じないでしょう。
本体カラーはブラックとホワイトに、ゴールドやダズルの4色があります。
SOYES XSのカメラ性能
カメラはフロントとリアに2つ備わりますが、どちらも500万画素なので、スペックはそれなりといったところです。
外部メモリにも対応
拡張性としては、USB-C端子に1つのMicroSDカードスロットと、microSIM・nanoSIM対応のスロットが挙げられます。
通信環境
ネットワークは4Gを含めたLTEを始めに、WCDMAとGSMやBluetoothもカバーしています。もちろんWiFiにも対応しているため、環境を選ばず快適なインターネットを楽しむことができるでしょう。
GooglePlay搭載でテザリングもありと、SOYES XSは痒いところにも手が届くスマホです。
センサー類も充実
GPSとGセンサーや光センサーに、近隣センサーと防塵機能やVolte通話が一通り内蔵済みです。
バッテリー容量は弱点
本体サイズが小さく内部スペースに制約があるため、バッテリーの容量は1580mAhと少なめ。連続使用すると3、4時間程度が限界となります。
これをメイン機にするなら予備バッテリーを常に持っていかないと不安かもしれません。せっかく本体サイズが小さく邪魔にならないのに、予備バッテリー必須では結局荷物が増えて本末転倒。
連続使用しなければ1日持ってくれると思いますし、暇があればスマホを見るような使い方をしない人向けですね。
SOYES XS 総評
小さいのでおもちゃのイメージはありますが、実際は堅実に作られていてさまざまな用途に使えます。スペック重視ではないものの、手軽に持ち歩けるサブのスマホとして活躍してくれるでしょう。
ディスプレイの大きさや性能の都合があるので、画質重視のゲーム用途には向きませんが、レトロなゲームなら十分楽しめるでしょう。
そのため、シンプルなアプリメインで使うことになりそうです。
使えそうな用途を考えてみた
ボイスレコーダー代わりに
録音アプリをインストールしボイスレコーダー代わりに使うのはおすすめです。
スマホであれば記録を残したい時に録音をはじめられるので、インターネットもできるボイスレコーダーとして重宝します。まあボイスレコーダーメインで2万円は厳しいかもしれませんが。。。
リモコンとして使う
コンパクトサイズで片手に収まるメリットもあるので、リモコンアプリを導入する用途にも活かせます。手が小さな人でも片手で楽々操作できるため、重量の軽さと相まって実用的に使える場面が多くあると考えられます。
GPSロガーとして使う
GPSが内蔵されているので、いわゆるGPSロガーとしても使えます。
カーナビアプリとして使う
ディスプレイサイズは小さいですが、カーナビアプリなら音声案内が使えるので問題ないので、車に設置して使うのも1つの方法です。
ドライブレコーダーや防犯カメラとして使う
カメラの画素数が控えめなので、ドライブレコーダーや防犯カメラ用途にはやや厳しいですが、簡易的な記録用途に割り切れば十分です。
音楽プレーヤーとして使う
音楽プレーヤーとしてなら十分な性能ですし、外部アンプに繋げば立派なオーディオが楽しめます。
目覚まし時計として使う
目覚まし時計代わりにも使えるので、好きな楽曲を再生できるアプリをインストールすることをおすすめします。
いろいろリストアップしてみましたが、このようにできることを考慮すると、価格的に十分安いと言えますし、LINEなどSNSアプリくらいなら問題なく使えるでしょう。ガラケーよりできることは多いので、その点を考えればお得感が出てきます。
なんでも詰め込み大型化したスマホにはない魅力のあるSOYES XS
近年は、大きな端末にさまざまな機能を詰め込んで、スペックを高めて1台で完結するのが主流です。ところが、SOYES XSのように最小のスマホが手元にあれば、スペックが最高ではなくても特定の用途で存在感を発揮してくれます。
カメラも画素数だけ見ると寂しいですが、ちょっとしたメモ用となら十分期待に応えてくれるでしょう。
何より、サブ用途ならメインの端末のバッテリーを消費しないので、使い分け次第で充電しなくても長時間の活用が実現します。
このように、SOYES XSは最小だからこそ気軽に使えますし、用途を絞れば問題なく活用できます。ディスプレイの大きささえ気にしなければ、動画再生も行えますから、一般的な用途でも普通に使えるスマホです。
バッテリーの制約が存在するので、連続的な用途にはあまり向かないでしょうが、持っていれば何かと役立つことになり得ます。SOYES XSは、最小サイズというだけでアドバンテージがありますから、後は使う人のアイディア次第で価値が決まります。
まとめ
超コンパクトなスマホ「SOYES XS」についてまとめました。
コンパクトで低価格ながら高級感のある見た目が非常にいいですね。さすがにスペックは必要最低限といった性能ですが、LINEやネットニュースのチェック、地図アプリ程度なら問題なく使えるでしょう。価格も安いので2台目用としても手を出しやすいですね。
中国メーカーはSOYES XSのような興味深い端末をよく発売しているので目が離せません。日本メーカーは厳しい状況ですが、面白みのあるスマホを出してもらいたいものです。