スマホを水没させたときにやりたい応急処置とその後の対処法

スマホ水没時にやってはいけない応急処置

スマホ水没時にやってはいけない応急処置

日々の生活を送るうえで欠かすことのできないスマートフォンですが、意外にも水没させてしまう人は数多く見られます。

たとえばトイレやお風呂などに落としてしまったり、雨でぬらしてしまった場合、また洗濯機で一緒に洗ってしまったなどのトラブルが数多く見られます。

ネットにはこんな声が見つかりました

  • 地下鉄にスマホ落として水没
  • 昨日、マイiPhoneをトイレに落としてしまい、トイレで絶叫
  • 自分のスマホ水没させたやばい
  • メイン端末のスマホが1台水没してヤバイ

少し探しただけでたくさん見つかるので、今この瞬間もスマホを水没させている人はいるんでしょうね。。。

世界中で換算したら、1秒に1台どころかそれ以上の水没トラブルが発生していることでしょう。

しかし近年のスマートフォンは、たとえ水没させてしまったとしても60パーセント以上復旧できるといわれています。

万が一スマホを水没させてしまったときには、適切な応急処置や対処法が必要となります。

そこでスマホを水没させてしまったときにやりたい応急処置をまとめてみました。

スマホが水没!やりたい応急処置まとめ

バッテリーを外す

スマホ水没時はバッテリーを外す

まずやりたい応急処置としては、水没したスマホのバッテリーを外すことが挙げられます。

水没した場合には、本体の中に水が浸入し、それが原因となり漏電やショートを引き起こす可能性が出てくるでしょう。

たとえ電源を切っていたとしても、バッテリーに電気が残っていれば、それがショートにつながる可能性があります。

これらを防ぐためにも、速やかにバッテリーを外すことが大切です。

SIMカード・SDカードを外す

そしてSIMカードやSDカードなどもすぐに取り外しておきます。

これらは金属の端子が接触することにより読み書きができる構造となっています。

この部分が水分により腐ってしまったり、ショートしてしまった場合には、大切な情報やデータを失ってしまうかもしれません。

急いで取り出し、タオルなどで水分をふき取っておくことが大切です。

水分を吸い取る

次に細かいすき間に水分がたくさん残っているので、綿棒やティッシュペーパーを補足したものなどを使い、水分を吸い取っていきます。

ヘッドホンのジャックやスピーカーの穴、USBの端子等の細かい部分まで丁寧に拭きとることが大切です。

水没時にやってはいけないこと

ここまで紹介したようにやっておきたい応急処置はありますが、反対に絶対にやってはならないこともあります。

電源は入れない

その一つ目が電源を入れることです。

濡れた状態で電源を入れれば、精密機器であることからショートして完全に故障し、復旧できなくなってしまいます。

内部に水がはいっていて、電源を入れるとショートしてしまいます。

ショートすれば基板などの部品交換も必要になり、余計に修理費用が高くなってしまうどころか、内部のデータなども破損してすべて消滅してしまう可能性があります。

電源をすぐにいれるのは絶対にやってはいけないことです。

万が一電源が入っている状態でぬらしてしまったのであれば、素早く電源を切ります。

充電しない

スマホ水没時に充電NG

そして電源と同じように充電も絶対にやってはいけないことです。

スマホを振って水分を抜こうとしない

そして早く乾かそうとして、水滴を取り除こうとしてスマホを振ってしまう人もいるかもしれませんが、これもやってはいけな行為です。

近年のその方はどのようなものでも、防水機能が備わっています。

防水機能として、ゴム製のパッキンがすき間をふさぐ構造になっていて、これにより気密性が保たれ水の侵入を防ぐことができます。

スマホを振ってしまうと、パッキンについている水が中に侵入してしまう可能性があり、これによりショートの原因になります。

濡れていない部分まであえて濡らすことになってしまうので、これも絶対にやってはいけません。

ドライヤーで乾かさない

そして早く乾燥させた方がよいという思いから、ドライヤーで乾かそうとする人もいるかもしれませんが、実はこれもよい方法ではありません。

パッキンや溝などにたまっている水を、ドライヤーの風で余計に中に入れてしまう可能性があります。

また精密機器は熱に弱いことから、ドライヤーの温風を当てると高温になってしまい、これが故障の原因につながる可能性があります。

このように絶対にやってはならないことがあるので、これらもしっかりと把握しておきましょう。

応急処置が終わったらスマホを乾燥させよう

ここまでできれば、あとは水没したスマートフォンを乾燥させることになります。

しかしただ乾燥させるといってもここでも注意点があるので、その注意点について気をつける必要があるでしょう。

天日干しは避ける

天日干しにすればすぐに乾くと思う人も多いかもしれませんが、天日干しをしてしまうと、精密機器が熱を持ち熱くなってしまいます。

そのため天日干しは避けた方がよいでしょう。

日陰の風通しの良いところで乾燥させ、この状態で三日ほど乾燥させれば無事に復活します。

急いでいるなら乾燥剤を活用しよう

乾燥剤で水没したスマホを乾かす

中には完全に乾燥するまでに三日も待てないという人も多いことでしょう。

このような時は、乾燥剤と一緒にファスナー付きの保存袋などに入れて密封し、しばらく放置してみましょう。

乾燥剤は食品の湿気予防のために入っているものであり、ホームセンターなどに行けば大きめのものもリーズナブルな価格で購入できます。

水分の蒸発によって、袋の内側が結露することもありますが、これを放置しておけば乾燥剤が水分を吸収し、スマートホンの内部も乾燥させることができます。

ほか除湿器の吸気口近くに置いておくのもおすすめです。

確実に復旧させたいなら修理依頼しましょう

どうしても心配な場合や、このような方法をとってもうまく動かないという場合には修理に出す必要があるでしょう。

店舗に直接持ち込んで修理を申し込む方法だけではなく、インターネットや電話などで申し込み発送する方法もとることができます。

補償サービスを利用することで、修理費用を抑えることにつながったり、新しいスマホに交換してもらう手段もあるので、確認して自分に一番良い方法を探しましょう。

まとめ

スマホを水没させてしまった時の応急処置と処置後の対応について紹介しました。

間違った応急処置をしてしまうと取り返しのつかないことになる可能性も考えられます。

ここでやってはいけない応急処置だけはしっかり覚えておいてくださいね。

またよく水没させてしまう人は、最初からアウトドア向けのタフなスマホを選ぶか、水没に強いスマホケースを選ぶようにしたほうがいいかもしれません。