調査会社「IDC Japan」が2016年1月~3月期の日本国内におけるスマホ、携帯端末の出荷台数を発表しました。
2016年1~3月期 スマホ・ガラケーの出荷台数とメーカー別シェア
スマホ・携帯電話の出荷台数
- 携帯電話総出荷台数 806万台(前年比6.2%減)
- スマホ出荷台数 654万台(前年比12.1%減) iPhone 400万台(12.3%増) Android 252万台(26.1%減)
- ガラケー出荷台数 152万台
メーカー別シェア
※フューチャーフォン(ガラケー)のデータはなし
日本は「iPhone」があいかわらず圧倒的シェアを誇ってます。アップルの端末減産ニュース、新機種「iPhoneSE」のイマイチな売れ行きなど、最近ネガティブなニュースが多かったので売れてないと思ってたんですが実際は12.3%増という結果に。スマホ限定なら6割のシェアですね。ニュースなどから受けるイメージと実態データがかなり違う印象です。
対して格安SIM人気で好調と思われたAndroidスマホは26.1%減。ただこれはメーカーが過剰気味な在庫を調整したこと、「Xperia」など主力端末の発売がなかったことが原因のようです。4月~6月期は「ZenFone」シリーズの新機種が好調な売れ行きなので多少回復するかもしれません。
また業績不振&買収されたシャープは携帯事業に限っては業界2位。日本のスマホ市場で一番受け入れられているAndroidスマホ「Xperia」擁するソニーより上なんですね。
そしてガラケーもまだまだ売れてる模様。スマホに比べたら4分の1以下の市場ですが、根強い需要がありますね。
ただ、全体的には12.1%減とかなり縮小傾向に。総務省によるキャリアの端末購入補助への指導が厳しくなっていることが大きく影響しているようです。ツイッター上では今でもキャリアショップのキャッシュバック、キャンペーン情報をたくさん見かけますが、この先総務省からの指導が入らないといいんですけどね。どうなることやら。。。
スマホ携帯端末 2016年1~3月期の出荷台数とシェア状況 まとめ
なんだかんだいっても「iPhone」強し!ですが、今年後半は減速しそう。秋発売予定のフラッグシップiPhoneはマイナーチェンジに留まるとの噂ですし、アップルもあきらかに2017年モデルに力を入れているのが伝わってきます。各キャリアの夏モデルも出揃い、世界最高レベルの性能を誇るAndroidスマホ「ZenFone3」シリーズも登場するこれからのシェアに注目です。