市販商品の事故調査をしている「NITE(製品評価技術基盤機構)」によると、スマホ関連機器の異常な発熱・発火事故は過去5年間で239件発生している、と発表されています。 (集計期間平成22年~26年) 日本全国で何億台とあるスマホ端末からすれば少ない数字ですが、あくまでメーカー側からNITEに報告があった件数なので実際はもっと多いかもしれませんね。 この239件の内訳は
- 重傷 5件
- 軽傷 60件
- 拡大被害 101件
- 製品破損など 73件
このなかで発火事故になったものは53件あり、事故原因は、
- 充電端子周りの劣化
- ドリンクや汗などによる浸水
- バッテリー損傷
の順で多かったそうです。 1位の充電端子周りの劣化はコネクター損傷によって樹脂が発火するもの。2位の浸水もコネクター内部に液体が付着してショート→発火する流れ。3位は犬が噛んだことでバッテリー変形→発火という事例があるみたいです。 ほかにもアダプターと電源コードの隙間に異物が入り込んでショート→発火、というものも。 原因をみると利用者の不注意や使い方に原因があるケースが多そうです。ただメーカー側が不良品を作ったため事故になったケースはそれほどないといっても、リコール製品ではあるみたいなので、自分の持ってる端末が該当してないか見ておくと良さそう。
NITEのリコール情報検索ページ ⇒http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php
ためしに「iPhone」で検索した見た結果↓
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3件ヒット。iPhone本体には問題なさそう。周辺機器に何か問題があったみたいです。 「Xperia」「Galaxy」「AQUOS」などメジャーな端末も検索してみましたが、特に出てきませんでした。