総務省がキャリアから格安SIMへの乗り換え時に必要になるSIMロック解除について、同じキャリアの回線の場合に限りSIMロック解除を不要にするようガイドラインを変更する、と日本経済新聞が報じました。
SIMロック解除については総務省の働きかけで現在約半年で解除可能になっています。またソフトバンクはここから更に短縮する動きも見せていますが、いずれにしても解除は必要なままです。
そもそも、なんでキャリアはSIMをロックするの?
「契約者が分割払いの途中で持ち逃げされないようにするため」というのが理由みたいです。回線利用料を最低限赤字にならないレベルで徴収したい、っていうのが本音でしょうけどね。
ただキャリア側は、自分の回線を利用している契約者は特定できるようです。もちろんキャリア回線をレンタルしている格安SIM利用者も同様です。
そこでMVNOを推進したい総務省は同じキャリア回線を使ってるMVNOへの乗り換えだけでもSIMロック解除をなくして乗り換えを促したいわけですね。
今現在、auとソフトバンク・ワイモバイルは対応しているMVNOがドコモに比べて格段に少ない状況です。ソフトバンク・ワイモバイルに至っては個人向けサービスが2、3社程度しか見られません。 ただドコモとVoLTEを利用していないau端末は、同じ回線を使っている格安SIMならロック解除なしでも使えます。しかし一部au端末とソフトバンク、ワイモバイル端末は解除が必要です。
でも今回のガイドライン改正により、auならau回線の格安SIM、ソフトバンクならソフトバンク回線の格安SIMでそのまま使えるようになります。このおかげで2015年5月以前に発売されたSIMロック解除に対応していないスマホでも有効活用できますね。
まとめ:スマホのSIMロック解除、同じキャリア間に限り不要になるようガイドライン改正へ
総務省のSIMロック解除に関するガイドライン改正についてまとめました。
私も以前ソフトバンク回線を使った格安SIM「Hitスマホ」が登場したときぬか喜びさせられたので、今度こそロック解除なしでソフトバンク端末が使えるようになるんじゃないかと期待してます。