2017年11月27日~12月3日までのスマートフォン・ケータイ売上ランキングを紹介。
この週は
- iPhoneXの順位
- 破綻したフリーテル製スマホの順位
- 不調な格安スマホ勢
を中心にランキングを見ていきます。
2017年11月27日~12月3日 週間スマホ・携帯売上ランキング
1~10位
- iPhone 8 64GB(au)
- P10 lite(SIMフリー)
- iPhone 8 64GB(ソフトバンク)
- iPhone X 256GB(au)
- iPhone X 256GB(ソフトバンク)
- iPhone 8 64GB(ドコモ)
- iPhone X 256GB(ドコモ)
- iPhone X 64GB(ソフトバンク)
- iPhone X 64GB(au)
- iPhone 7 32GB(au)
1位 au版「iPhone 8 64GB」
最新iPhoneの中で最安のiPhone8 64GBモデルが首位。キャリアではau版が1位でソフトバンク版は3位、ドコモ版は6位となっています。キャリア別でも64GBモデルが全社で最上位にランクイン。ケータイショップではauへのMNPで一括0円、キャッシュバック○○円、といったキャンペーンを実施しているところも見られます。また「auピッタリプラン」にすれば料金がかなり安いこともありau版が一番人気です。
2位 SIMフリースマホ「P10 lite」
世界シェア3位、日本での格安スマホシェア1位のファーウェイ製スマホ「P10 lite」が絶好調のiPhone勢を抑えて2位にランクイン。一括0円などおトクなキャンペーンをやっているお店も見られますし、後継モデルが発売されるまで高い順位をキープするのは間違いないでしょう。ライバル不在で独走状態です。
2016年に日本のSIMフリースマホシェア1位だったASUSも、人気モデルZenFoneシリーズがトップ30にほとんど入らない状況。ファーウェイ一強時代は続きそうです。
4位 au版「iPhone X 256GB」
入荷状況が改善されてきたiPhoneX。この週はau版が4位にランクインしました。つづいてソフトバンク版が5位、ドコモ版は7位と順位を上げています。
価格が高いため供給が落ち着き普通に買えるようになっても首位に立つことは難しいかもしれませんね。
11~20位
- iPhone 7 32GB(ソフトバンク)
- AQUOS sense SH-01K(ドコモ)
- 507SH(ワイモバイル)
- iPhone X 64GB(ドコモ)
- Xperia XZ1 SOV36(au)
- iPhone 7 128GB(au)
- iPhone 8 256GB(au)
- iPhone 7 32GB(ドコモ)
- iPhone 8 256GB(ソフトバンク)
- AQUOS sense SHV40(au)
12位 ドコモ版「AQUOS sense SH-01K」
シックなカラーがラインナップされているドコモ版「AQUOS sense」が12位にランクイン。前週16位から4つランクアップしてきました。
対してポップなカラーが用意されているau版は前週19位→20位とワンランクダウン。auはiPhoneに流れている印象です。
スペックも不自由なく使えるレベル、防水防塵・耐衝撃性能も十分で不満の少ない仕上がりのスマホです。
13位 ワイモバイル「507SH」
前週14位にランクアップしたワイモバイル「507SH」がさらに1つ順位を上げ13位にランクイン。新型iPhoneの影響で大きく順位を落としていましたがようやく落ち着いてきたようです。
いままでトップ10ランクインが当たり前だったワイモバイル。学割キャンペーンも他社に先駆けて12月からスタートしていますし、この先好調さを取り戻せるのか?に注目です。
21~30位
- iPhone 6s 32GB(ワイモバイル)
- Xperia XZ1 SO-01K(ドコモ)
- S2(ワイモバイル)
- AQUOS L2(UQモバイル)
- iPhone 8 Plus 64GB(au)
- Galaxy Feel SC-04J(ドコモ)
- Xperia XZs 602SO(ソフトバンク)
- ZenFone Go(SIMフリー)
- iPhone 8 256GB(ドコモ)
- iPhone 8 Plus 64GB(ソフトバンク)
21位 ワイモバイル「iPhone6s 32GB」
前週22位→21位にランクアップしたワイモバイル「iPhone6s 32GB」。2世代前とはいえ、スペックは全く問題ありませんし、サイズ大きめiPhoneを安く契約したい人にぴったりのモデルです。学生のほとんどはiPhoneを選ぶ、という調査会社のデータもありますし、これからスマホデビューする学生需要が増えていくにつれ順位をあげていくと思われます。
28位 SIMフリースマホ「ZenFone Go」
かなり格安で契約できるショップを見かけます。2GBRAM、16GBストレージなどスペックはさすがに低めですが、2台目や予備用としては十分ですし、5000円以下で買えるなら文句なし。年末に向けそういったキャンペーンをやっているショップが増えてくれば順位アップもありそうです。
最後に、日本のスマホメーカー「フリーテル」製端末の順位もまとめました。
フリーテル端末の順位
- 81位 RAIJIN
- 119位 SAMURAI REI
- 121位 Priori4
- 132位 SAMURAI KIWAMI 2
- 147位 SAMURAI KIWAMI
- 153位 Priori3s LTE
- 179位 KATANA 02
- 189位 MUSASHI
- 216位 Priori3 LTE
- 216位 SAMURAI MIYABI
- 221位 KATANA 01
- 292位 Priori2
経営破綻が報じられたフリーテル。専用エリアを儲けていた家電量販店などでは営業中にもかかわらず撤去作業に追われていたようです。次週からはランキングからも姿を消しそうですね。
2016年の年末あたりではトップ30圏内にランクインすることも多かったのですが、それ以降新機種の発表もなくこのような結果になってしまいました。
2025年には世界シェアトップを目指す、という社長の思いが実らず残念ですが、最近の格安スマホ市場をみていると仕方ない流れと言えそうです。
そんな中でもまだまだ好調&格安SIMシェアトップの楽天モバイルあたりがスマホ事業も買ってくれたらいいんですけどね。楽天オリジナルの超低価格スマホをぜひ出してもらいたいと思います。
まとめ
2017年11月最終週~12月初週のスマートフォン売上ランキングをまとめました。
ひそかに期待していた日本のスマホメーカー「FREETEL(フリーテル)」が経営破綻してしまいました。
これでまた日本メーカーが1社消滅。そしてarrowsシリーズが人気の富士通も事業売却すると報道されています。これについて今どうなっているのか進捗状況はわかりません。でもそういう流れなのは間違いなさそうですね。
残された日本のスマホメーカーはソニーくらい。Xperia XZ Premiumの後継機の噂も出てきてますし、Xperiaシリーズには頑張ってもらいたいものです。