調査会社「IDCジャパン」が世界市場におけるAR/VRゴーグル、ヘッドセット出荷台数データを発表しました。
それによると2015年比で集荷台数が大幅増となっています。
VR元年とも言われている2016年。サムスンなどの大手スマホメーカーがスマホとセットで販売したり、2000円前後で買える低価格ダンボール製VRゴーグルも売上好調だったようです。また今年一番注目されていたプレイステーション4のヘッドマウントディスプレイもついに登場。2017年に向け確実にVR市場は拡大しています。
そこで「IDCジャパン」のデータをもとに、VRゴーグル(またはヘッドマウントディスプレイ)を製造販売しているメーカー別ランキングを作成してみました。
2016年第3四半期 世界のヘッドマウントディスプレイメーカー別シェア
- 36.7%/約112万台 Samsung(サムスン)
- 13.6%/約41万台 Alcatel(アルカテル)
- 12.9%/約39万台 Oculus(オキュラス)
- 6.8%/約20万台 HTC(エイチティーシー)
- 1.6%/約5万台 Baofeng(バオフォン)
28.5%/約87万台 その他
トップはサムスン。人気スマホ「Galaxy」シリーズ用のVRヘッドセットが好調で、2位以下に大きく差を拡げています。
2位のアルカテルもスマホ装着型VRゴーグルでシェアを獲得するメーカー。日本では最近ここのSIMフリースマホが登場しだしました。
3位と4位はパソコン向けヘッドセットが好調でランクイン。そして5位バオフォンと続いています。
2016年第3四半期のおける全世界での出荷台数は306万台。台数的には少なく感じますし、まだまだな市場です。
ただ2015年同期比で681%増と大幅に増加しています。VR元年と言われるだけはありますね。VR市場は2015年初頭から始まっていたようですが、この1年間で急増した模様。
ほか、世界でも特に伸びているのはアメリカとヨーロッパ先進国。この2地域だけで全体の92%、282万台となっています。日本含むアジア地域も前年比倍増ではありますが、まだまだこれからといったところ。
まとめ:世界のVRゴーグルメーカー別シェアランキング 2016年第3四半期
IDCジャパン発表のVRメーカー別シェアデータについてまとめました。
ハードはある程度出揃い今後ソフト側も充実していくでしょうし、2017年はさらに爆発的な普及が期待できそうですね。
私も安いVRメガネを買って体験してみましたが、目の前に広がる仮想世界が新鮮でかなり楽しめました。安いVRメガネでも十分没入感を味わえるはず。ぜひ試してみて下さい。