スマホで行き先指定する自動運転車椅子「WHILL」 パナソニックが2018年発売へ

ドコモやみずほ、伊藤忠などが出資するベンチャー企業「WHILL(ウィル)」が開発した電動車椅子に、パナソニックがスマホで操作可能なシステムを搭載させ自動運転可能にしたものを2018年に発売する、と産経ビジネスが報じました。

スマホで操作可能な電動車椅子「WHILL」ってどんなもの?

操作が簡単で、7.5cmの段差も苦もなく乗り越えられ、回転半径が70cmと小回りもきく使い勝手に優れた電動車椅子です。この電動車椅子にパナソニックが開発したシステムを搭載したものが今回報じられた自動運転車椅子となります。最大の特徴はスマホで行き先を指定すると、自動で移動してくれる自動運転機能を搭載しているところです。自動車でも2015,16年あたりから急激に自動運転が話題になってきてますが、車椅子の世界ではこれが初登場でしょう。そしてパナソニックによると2018年4月に発売予定とのこと。最初は駅や空港などに導入し、障害者や来日した外国人向けの安全確実な移動手段としての利用を考えているようです。これが優れているのは、乗り捨てても自動で元に位置に戻ってくるところ。当然、障害物回避機能も搭載しているので安全性は高そうです(現在試験中とのこと)。2020年オリンピックまでには普及させていくようですし、来年以降見かける機会が増えそうですね。ちなみに「WHILL」公式サイトを見る限り、車椅子自体はすでに販売されていてレンタルサービスもあります。公式サイト:https://whill.jp/https://whill.jp/ 

電動車椅子「WHILL」の価格は?

価格:995000円(非課税)介護用品だからか非課税なんですね。ただここに送料や調整費用がかかってくるので、100万は超えてきそうです。Amazonで「電動車椅子」を検索してみると、13万~40万くらいの価格帯で何種類かヒットします。それに比べると倍以上するので高く感じてしまいますが、スマホで場所を指定すれば自動で連れて行ってくれる機能のおかげで、今までの電動車いすでは行けなかった場所にも行動範囲を拡げられるのはいいですね。狭い世界を拡げてくれる価値は何物にも代えがたいものじゃないかと思います。またグッドデザイン賞を受賞したおしゃれで無駄のない見た目も大きな魅力です。レンタル価格は月5000円~(貸与事業者による)。こちらのほうが現実的ですね。 あとはパナソニックの自動運転システム搭載モデルがどれくらいの価格になるのか、そもそも一般販売されるのかもわかりませんが、法律的に難しそうな気もします。自動車の自動運転は避けては通れない未来だと思いますし、早く法が整って自動運転車椅子が外でも使えるようになったらいいですね。 

まとめ:スマホで行き先指定する自動運転車椅子「WHILL」 パナソニックが2018年発売へ

パナソニックとベンチャー企業「WHILL」が共同開発中の自動運転電動車椅子について紹介しました。空港などで導入されたらぜひ乗ってみたい。もちろん障害者を優先しつつ状況次第で、ですが。それかセグウェイの自動運転対応バージョンを導入して欲しいですね。改良は必要でしょうけど、仕組みは似たようなものでしょう。どこかやってくれないものか。。。