【2017年第1四半期】世界のスマホメーカーシェア&出荷台数ランキング

世界のスマートフォン販売台数を調査しているトレンドフォースが2017年第1四半期(1~3月)のスマホメーカーシェアを発表しました。前の期(2016年第4四半期)は、それまでトップだったサムスンが最新端末「ギャラクシーノート7」発火問題によって大きく後退し、2位アップルの「iPhone7/7 Plus」が売れ行き好調で1位に返り咲いていました。しかし、今回の期間では全体的に減少しているものの再びサムスンがシェア首位を奪還しています。その大きな要因として低価格でスペック十分なスマホ「ギャラクシーJ」シリーズが好調だったようです。日本ではこのシリーズが2・3年前ドコモから発売されていたようですが、あまり馴染みないモデルと言えるでしょう。利益率では高単価スマホのみ扱うアップルの一人勝ち状態(世界のスマホメーカー全体の9割以上)ですが、新興国など低価格モデルを投入できるサムスンのほうがシェアでは上のようです。アップルも「iPhoneSE」で比較的安い価格設定になってきましたが、それでも低価格スマホに比べればかなりの高単価モデル。シェアで首位に立つのはまだまだ難しいでしょうね。2017年第1四半期ではどれくらいの差になっているのか?次からトレンドフォース発表の世界のスマートフォン出荷台数シェアを紹介していきます。

スマホの世界市場における出荷台数シェアランキング

スマホメーカー2017年
1~3月期
ランキング
2017年
1~3月期
シェア
2017年
1~3月期
出荷台数
2016年
10~12月期
ランキング
2016年
10~12月期
シェア
サムスン126.10%8013万台218.50%
アップル216.90%5190万台120.30%
ファーウェイ311.40%3500万台311.30%
OPPO48.10%2490万台48.80%
BBK/vivo56.20%1900万台57.10%
LG64.60%1410万台65.80%
その他26.70%8200万台28.30%
第1四半期3ヶ月間の合計出荷台数は約3億704万9000台。前の期が3億9956万6000台で前期比23%マイナスと大幅に減少しています。ただしサムスンは大幅減少した後の期のためスマホメーカーのなかで唯一大幅増となった模様。対してライバルアップルは36%マイナスとなっています。サムスンとの差は10%近くとかなり広がっていますね。第2四半期も10周年記念モデル「iPhone8」発売を前に買控えが予想されるためマイナス成長になる、とトレンドフォースでは推測しています。ほか世界最大のスマホ市場中国やインド市場で大きなシェアを獲得している中国メーカーは微減する中、ファーウェイだけは微増に。日本でも「P9 lite」が絶好調ですし、「P10」も発表され今年はさらにシェアを伸ばしてきそうです。また、韓国メーカーLGにおいてはこの中ではアップルに次ぎ大きくシェアを落としています。 

まとめ:

2017年第1四半期の世界スマートフォン出荷台数シェアを紹介しました。サムスンが復調してきました。「ギャラクシーS8/S8+」も発表され、日本ではドコモとauで取扱がある、とのリーク情報もでています。世界最高の機種とも言われていた「ギャラクシーS7」は日本での販売がなく「edge」だけだったため売れ行きはイマイチでしたが、「S8」が発売されるなら一定数は売れそうですね。とはいえ日本ではiPhoneの独壇場。10周年記念モデルが大ヒットすることは間違いなさそうですし、今年も世界シェアと日本国内シェアの乖離が目立つ年になりそうです。※2017年9月22日、ついにiPhone8発売! 発売日から高額キャッシュバックを出しているおとくなショップ ⇒【おとくケータイ.net】iPhone8の価格は?