2019年3月度の月間スマートフォン、ケータイ売上の集計結果をまとめました。
(情報元:BCNランキング)
2019年3月1日~3月31日
月間スマホ・携帯売上ランキング
1~10位
- iPhone 8 64GB(au)
- iPhone 8 64GB(ソフトバンク)
- iPhone 8 64GB(ドコモ)
- iPhone XR 64GB(ソフトバンク)
- iPhone XR 64GB(ドコモ)
- iPhone XR 64GB(au)
- iPhone 6s 32GB(ワイモバイル)
- iPhone 7 32GB(ワイモバイル)
- iPhone XR 128GB(ソフトバンク)
- iPhone XR 128GB(au)
トップ10すべてがiPhoneという結果に。ここ数年スマホランキングを見てきましたが、独占しているのを始めてみました。最新モデルから3世代前のモデルまで新旧入り混じった賑やかな順位です。
1~3位はiPhone8で変わらず
2018年にiPhoneXs/XRが発売されてからもずっとトップ3をキープし続けているiPhone8 64GBモデル。物理ボタンがある最後のモデルで、キャリア契約するときに価格が安いのは強みですね。スペックについても1世代前くらいなら最新機種と言っても問題ないレベルですし、この先もまだまだ売れ続けそうです。
ツイッターで各キャリアショップのツイートを見ると、積極的なキャンペーン特典付与がされているのを見かけます。国のありがたくない推進によって端末と通信料金の分離販売が始まりそうですが、そうなったとき価格がどうなるのかわからないため、もしかしたら本体割引のある今契約するのがいいのかもしれません。
ただし、それではさらにスマホが売れなくなってしまうためなにか用意するだろうと予想されますが、どういった内容になるのか?はまったくもって不明です。消費者に利益のある結果になってほしいですね。
4~6位は最新モデルiPhoneXRの64GB版
最新モデルの低価格バージョン「iPhoneXR」が4~6位を独占。値下げされてから売れ行き好調ですが、それでもiPhone8には届きません。こういったところでもアップルの不調が見て取れます。
XR自体は低価格バージョンとは言え不満の出るような性能ではありませんし、最新モデルがいいけど少しでも安く買いたい人にとっては最適な一台です。
次のモデルのリーク情報が徐々に出てきていますが、もはや革新的な端末を作るのは難しい、というか無理でしょう。またもし生み出せたとしても、製造をアジア企業に依頼している時点で情報は筒抜けですからね。昔のように”スゴい”と感じさせてくれたiPhoneは期待できません。
ですが、日本ではまだまだ圧倒的なシェアをキープしていますし、端末分離販売が始まることもあって、できるだけ安いモデルを導入してもらいたいものです。
7・8位はワイモバイルのiPhone
安いiPhone買うならワイモバイルが一番です。とくに子持ちの親なら、ワイモバイルiPhoneにすればかなり節約できて助かるでしょう。
ワイモバイルならソフトバンク回線と共有なので、ドコモほどではありませんが十分快適な通信環境で使えます。ドコモの最大4割安くなった新プランも残念な内容でしたし、通信費節約するならまだまだワイモバイルが最有力候補と言えます。
端末価格詳細はこちらでまとめています
⇒ワイモバイルの端末価格と料金まとめ
11~20位
- iPhone XR 128GB(ドコモ)
- AQUOS sense2 SH-01L(ドコモ)
- iPhone 6s 32GB(UQモバイル)
- iPhone 7 32GB(au)
- P20 lite(SIMフリー)
- Galaxy S9 SC-02K(ドコモ)
- iPhone 7 32GB(ドコモ)
- PB商品(SIMフリー)
- Pixel 3 64GB(ソフトバンク)
- iPhone XS 64GB(au)
UQモバイルのiPhone6sが13位
いま安いiPhoneといったらワイモバイルとそのライバル「UQモバイル」の6sです。3世代前のモデルとはいえ普通に使っていて不満はでないでしょう。古い機種の新品在庫がいまだにあるのはスゴいことですが、買う側としてはありがたい限りです。
UQモバイルはau系列のMVNOでサブブランドと言える立ち位置だけあり、他のMVNOより通信快適性が優れています。さすがにauと同じまではいきませんが、格安スマホではトップクラス、というかほぼトップです。ここを選んで通信環境に不満があるなら格安スマホはやめたほうだいいですね。
参考記事:UQモバイルとワイモバイルならどっち?
サムスンのGalaxy S9が16位
韓国のスマホメーカー「サムスン」のフラッグシップモデル「Galaxy S9」が、前月21位から16位までランクアップ!韓国との関係悪化がすすんでいる中で、大きく順位をあげてきました。スマホには影響なさそうですね。
フラッグシップモデルだけありスペックに不満は生まれないでしょう。性能で選ぶなら有力候補の1つです。
現在すでに折りたたみできる最新モデル「Galaxy Fold」のレビューが出回っていますが、不具合発生で発売延期になっています。折りたたみモデルはすでに他機種で発売されていますが、成功例はなし。そんなこともあり期待してなかったのですが、思っていたよりデザインも良く使いやすそうな端末でした。無事日本でも発売されるといいですね。
最新iPhoneXsの最高位は20位
現在の新型iPhone上位モデル「Xs」はあいからず不調です。前月24位から4つランクアップしたものの、トップ20圏内がやっと。これで端末分離販売が始まったらさらに悪化しそうです。
2019年に入りiPhone7が格安スマホ業界で扱われるようになっていますが、Xsも2年後には格安SIMとのセット販売されるかもしれませんし、そうなればもっと上位にランクインするでしょう。やはり価格の高さはネックです。
アップルの不調を象徴する不人気iPhoneとして歴史を刻むことにならないといいですね。
21~30位
- BASIO3(au)
- AQUOS sense2 SHV43(au)
- AQUOS sense2(SIMフリー)
- iPhone XS 256GB(au)
- かんたんスマホ(au)
- Xperia XZ2 SOV37(au)
- らくらくスマートフォン me(ドコモ)
- キッズケータイ F-03J(ドコモ)
- S3(ワイモバイル)
- AQUOS sense(UQモバイル)
シニア向けスマホが3モデルランクイン
前月より順位を落としているものの、まだまだ売れ行き好調なシニア向けスマホ「BASIO」「かんたんスマホ」「らくらくスマートフォンme」の3モデルがランクイン。安定して支持されています。
平成も終わり令和に変わることもあって、新しい時代にスマホデビューしようかと考えるシニア層が増えればさらにランクアップするかもしれませんね。
AQUOSシリーズも3モデルランクイン
数年前はスマホシェア2位だったXperiaを抜き、現在2位になっているAQUOSシリーズから新旧3モデルがランクイン。
5.5インチサイズの大きなIGZOディスプレイ搭載で見やすく、バッテリー持ちの良さや防水性能などバランスの良い端末に仕上がっています。
製造メーカーのシャープは台湾企業に買収されたため国産スマホとは言えないかもしれませんが、日本製にこだわりのある方にもおすすめできるモデルです。
今月発売の新機種
- 39位 ZenFone Max Pro(U2)(SIMフリー)
- 71位 ZenFone Max(U2)(SIMフリー)
- 161位 un.mode phone 01(SIMフリー/4月発売)
- 199位 Gemini PDA(SIMフリー)
国内のSIMフリースマホシェアNo1のファーウェイが徐々に順位を落とす仲、以前トップだったASUSのZenFoneシリーズ新機種が登場しました。が、扱うMVNO数がファーウェイスマホほど多くないこともあり、順位は思わしくありません。キャリア販売など販路拡大しないと、再びシェアトップへの返り咲きは難しいでしょうね。
まとめ
2019年3月の月間スマホ・ケータイ売上ランキングをまとめました。
学生需要が増えるシーズンということもあり、学生に圧倒的人気のiPhoneシリーズがついにトップ10を独占しました。5月までは学割キャンペーンがあるため、まだまだ独占状態が続くかもしれませんね。
いつまでiPhone一強時代が続くのかわかりませんが、学生世代に別の大ヒット端末が出ない限りiPhoneの地位は揺るがなさそうです。