格安SIMサービスを提供している会社(MVNOという)が2016年あたりから増えに増えてとうとう600社以上になりました。
一般人向けに提供しているMVNOはその中の一部ですが、それでも何十社もあってどれを選んでいいのやら。。。もう面倒だしキャリアのままでいいや!となってる人も多いのでは?
そこで
- 格安SIMに乗り換えると本当に安いのか?
- そもそも格安SIMってなんなのか?
についてまとめました。
格安SIMにすると本当に安いの?
結論から。
現在ケータイ(ガラケーやガラホ)を使ってて、データ通信をあまりしない人は高くなる可能性があります
格安SIMは基本的にデータ通信をよく使うスマートフォンが安く使えるサービス。
ケータイでも使えますが、ドコモ・au・ソフトバンクのケータイ向けプランは安いものだと1000円以下になることもあります。
そして格安SIMには音声通話プランとデータ通信プランがあって、音声通話プランはそれほど安くありません。だいたいデータ通信プランより700円程度高くなると思っておきましょう。
また通話料も基本30秒あたり20円で高め。
最近は通話し放題オプションも充実してきたんですが、オプション料金がかかるので割高です。
格安SIMで音声通話プランにするだけで1000円以上はかかってしまうと思っておいたほうがいいです。
LINE通話などアプリだけで電話を済ませるなら別ですが、きちんとした電話番号がないと、仕事やバイト、何か契約するときなどで不便なことも多くなります。
格安SIMにすると安くなる人は?
データ通信がメイン&よく使う人です。
キャリアのデータ容量別料金は5GBで4000円くらいしますが、格安SIMなら1500円以下で使えます。また、速度が遅くてもいいならデータ無制限プランを用意しているMVNOもあります(速度はだいたい200kbps~500kbps)。
スマホでの通話はキャリアが1700円~2700円程度なのに対し、格安SIMの通話プランはデータ通信プラン+700円程度、かけ放題オプション(5分まで何度でもかけ放題)はおおむね800円程度なので、実質1500円くらいとなります。
通話も多少安い感じ。
月5GB程度で済む人の場合、上の例を参考にするなら
- キャリア 約5700~6700円
- 格安SIM 約3000円
となり、1700~2700円安くなる計算ですね(端末代は別)。
さらに、今使っているキャリア購入の端末をそのまま使えば端末代はなし。乗り換えコストもかなり安くできます。
格安SIMってどんなもの?
そもそも「格安SIM」がよくわからない!って人のために簡単に解説。
格安SIMはキャリアから回線をレンタルして通信サービスを提供しているMVNOが販売するSIMカードのことです。
回線を借りてるだけなので、新規に基地局を建てたり運営・管理するのはあくまでキャリア側。
また、キャリアのように全国各地に実店舗を持っていないので経営コストが大幅に安くなります。
その分通信料を安くできるってことですね。
SIMカードってどんなもの?
上の項目で出てきた「SIMカード」もよくわからん!って人のために簡単に解説。
SIMカードとは、利用者情報が記録されているICカードです。
SIMカードには世界でそのカードだけに割り当てられた固有の番号があり、電波で情報を送受信するときに、あなたの端末から発信した(または送られてきた)情報ですよ、と判別することができます。
注意ポイントはサイズ。
標準、micro、nanoサイズの3つがあり、スマホなどの端末によってサイズが違います。
小さいものなら変換アダプタを介してサイズアップすることもできますが、大→小にはできません。厳密にはICチップ(黄色い部分)以外を丁寧にカットすれば使えますが、おすすめはしません。
まとめ
格安SIMにすると本当に安くなるのか?について紹介しました。
スマートフォンやタブレット、データ通信端末(モバイルルーター)を使っている人は高確率で安くなります。
キャリアのデータプラン料金よりおおむね2000円くらい安いのでスマホ代節約には最適です。
格安SIMを販売するMVNOは数多くあるので、満足度ランキングなどを参考に自分にあったサービスを選びましょう。