インドのスマホシェア 2016年第2四半期(IDC調べ)
調査会社「IDC」が2016年第2四半期(4~6月)のインド市場におけるスマホメーカー別シェアを発表しました。インドのスマホ市場に関するニュースは稀に日本でも報じられていて、アップルが苦戦してることに関しては何度か見かけました。また1000円以下で買える超格安スマホが結局発売されてないっていうニュースもありました。ですが、どんなメーカーがいて、どのメーカーがシェア上位なのははイマイチわかりませんでした。関連記事1:インドにおけるアップルのシェアはわずか2%
関連記事2:約400円の超格安スマホ発売へインドではどんなスマホメーカーがいるのか?IDCの調査結果は以下のとおりです。2016年第2四半期 インド市場のスマホシェア
順位 | スマホメーカー | シェア |
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1 | Samsung | 25.1% |
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2 | Micromax | 12.9% |
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3 | Lenovo Group | 7.7% |
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4 | Intex | 7.1% |
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5 | Reliance Jio | 6.8% |
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- | その他 | 40.4% |
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世界シェア1位の韓国サムスンがインドでもシェア1位に。世界シェア2位のアップルはランク外です。上で紹介した記事によると、インドでのシェアは2%と存在感が全くありません。インドは人口が急増中で低価格帯のスマホが受け入れられているため、高級端末「iPhone」だけしかないアップルは今後もシェア拡大は難しいでしょう。価格を抑えるため中古iPhoneをインド向けに発売する案もできなかったみたいですからね。中国市場攻略もパクり問題など難易度が高めで特にアップルがひどい目にあってますが、インドも外国企業が参入するには厳しいようです。そして2位以降は「Lenovo」以外日本では馴染みのないスマホメーカーばかり。シェア2位の「Micromax」はインドの家電メーカー。スマホの他、テレビなども製造販売しています。4位の「Intex」は25ドルという超格安スマホを発売するなど低価格帯に強いメーカー。5位の「Reliance Jio」(インドの財閥リライアンスインダストリーズの通信部門)はインド全国でサービス提供できる通信回線を持っている唯一の企業のようです。日本で言うドコモみたいなものですね。サムスンが4分の1と高いシェアになってますが、まだまだ群雄割拠な市場といった感じです。インドのスマホシェア 2016年第2四半期(IDC調べ) まとめ
インドのスマホ市場についてまとめました。世界的に見てもインド市場は中国に継いで第2位。2014年には日本を、2016年にはアメリカを抜き去り急成長を遂げています。人口も増え続けていて将来的には中国も抜きそうな勢いですし、この市場を攻略できるか?はスマホメーカーにとって重要なポイントになりそうですね。