iPhone SEの原価
過去モデルのパーツ流量などでだいぶ安上がりなイメージのある「iPhone SE」。発売から1週間ほど経った4/5に、アメリカの調査会社「IHS」が「iPhone SE」の原価率分析結果を発表し、Yahoo、東洋経済、日経などいろんなニュースサイトで取り上げられていました。で、「iPhone SE 16GB」の原価は以下のとおりです。端末の原価は推定156.20ドル
組み立てコストは推定3.80ドル合計160ドル
日本円にして17600円(4/6の為替110円換算)という結果に。日本でのSIMフリー版価格は16GBモデル 52800円(税別)なので原価率33%ほどですね。64GBモデルの原価は明記されていませんでしたが、16GBモデルにくらべてアップルの利益が89ドル増える、と書かれていました。64GBモデル 64800円なので単純に1ドル110円換算で89ドル9790円。16GBとの差額12000円から原価率を考えると約18%なので64GBモデル売ったほうが儲かる計算に。ただ発売当初64GBモデルはどこも売り切れ、16GBは売れ残ってる状況でした。「品薄商法」とも揶揄されてますけど初回生産分については失敗だったんじゃないかと思われます。 パーツは「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6s」の流用パーツ使ってるみたいですし、いろいろ安く作れるんでしょうね。これで売れまくってくれたらよかったんですけど今のところ雲行き怪しい感じ。マスコミも今回はあまり積極的にニュースにせずイマイチ盛り上がりに欠ける「iPhone SE」ですが、待ちわびていた人も多いはず。契約期間などの都合もあって今すぐ欲しがってる人が買うわけじゃありませんし、もうしばらく経ってからの販売台数発表に期待です。