格安SIMのデメリットや不満点

格安SIMのデメリットや不満点

  調査会社「マイボイスコム」が格安SIM(格安スマホ)に関するアンケート結果を発表しました。この結果から爆発的な普及には至っていない格安SIMへの不満点が浮き彫りに。

格安SIMのデメリットや不満点の調査結果

Q.格安SIM・スマホを使いたくない理由は?(複数回答あり)

  1. 興味が無い 21.1%
  2. メルアド変更が嫌 20.4%
  3. 本当に安くなるかわからない 20.2%
  4. すでに使っていて満足している 18.9%
  5. 通信速度が遅い 15.5%
  6. スマホを使いたくない 14.2%
  7. サポート体制が十分でない 13.9%
  8. プラン、料金がわかりにくい 13.5%
  9. 設定がめんどくさい 12.3%
  10. 通信容量の上限があるから 12.3% など (有効回答数: 10997人)

続いてすでに利用されてる方の不満点や購入方法についても。

Q.格安SIM・スマホで満足しているところ・不満点は?

満足しているところ1位は月額料金の安さ。62.9%で断トツでした。

ほか通信安定性や速度、端末価格などもランクイン。このへんはMVNOによって差がありますが、満足度ランキング上位のMVNOなら全て満たしているでしょう。月々の通信料はキャリア利用者平均が6300円ほど。対して格安SIM利用者は約2000円という調査結果もでてます。2年契約で考えてみると、 4300×24ヶ月=103200円 もの差になります。もし今使ってる端末をそのまま流用できれば大幅な通信料削減が可能です。キャリアは端末購入割引が充実してるのでこの額全部が削減できるわけじゃないとしても、5万くらいで十分高性能な端末買えますしかなり安くできるでしょう。

不満点は

  • 格安SIM関連の情報が少ない
  • 通話が従量課金制なので通信料が不安
  • キャリアメールが使えなくなる
  • 回線利用者が増える時間帯の速度低下
  • 新しいものについて調べるのが面倒
  • 欲しい端末で使えるかわかりにくい
  • 設定がわかりにくい

といったものが挙がっていました。  

Q.格安SIMとスマホの買い方は?

  • 端末セットで購入 8.2%
  • 既存スマホで利用 4.4%
  • 新規スマホを購入して利用 4.0%
  • 中古スマホを購入して利用 1.8%
  • その他 2.5%

MVNOの端末セットで買う人が一番多いみたいです。最初からセットされているのでトラブルもまずないのでお手軽。

続いて一番安上がりな既存スマホに利用する方法。これはソフトバンク端末以外なら比較的スムーズに使えます。MVNOはキャリア回線をレンタルしているので、今のスマホがドコモならドコモ回線を借りている格安SIMを、auならauのを選べば簡単です。ただソフトバンク回線を使った格安SIMは今のところないので注意が必要です。
※追記 2020時点で複数登場しています 

今現在、日本国内のスマホ、携帯端末契約数約1億5000万件のうち、格安SIM利用者は900万程度(過去記事⇒日本の格安SIM利用者数は?)。まだまだです。 ただ今年4月にキャリアの回線レンタル料がかなり安くなってますし、それに伴い新しい格安SIM会社(MVNO)もどんどん増えてます。そしてアンケート結果ででていた不満点改善のためサービスも充実していくことでしょう。現にMVNOは対面でサポートできる実店舗を展開し始めてます。実店舗なら「使いたくなり理由」の半分は改善できるはずです。  

もしキャリアへの愛着が強い、キャリアメールはやめられない、この2つがなければ格安SIMにすることでかなり節約できるでしょう。また私もこの2つは捨てたくなかったのでキャリアはガラケーの最安値プランで維持しつつ格安SIM&スマホの2台持ちにしています。これでも以前の通信料に比べ3分の1程度なのでかなりおすすめ。ぜひチャレンジしてみてください。