格安SIM4社+ワイモバイル 下り上り通信速度比較の調査結果(ICT総研調べ)
調査会社「ICT総研」が格安スマホを扱うMVNO4社+ワイモバイルの通信速度調査結果データを発表しました。調査は東名阪の主要な待ち合わせ場所40箇所で実施し、調査対象はdocomo回線系格安SIM「楽天モバイル」「OCNモバイルONE」、au回線型格安SIM「mineo Aプラン」「UQモバイル」、ほかワイモバイルの5社を計測しています。計測に使ったスマホは「ZenFone3」、測定アプリは「RBB SPEED TEST」、計測期間は11月下旬~12月始めまで。速度制限はかかってない状態での計測となっています。今回発表された調査結果は以下のとおりです。格安SIM4社+ワイモバイル【下り速度比較】
(単位:Mbps) | 東京 | 大阪 | 名古屋 | 平均 |
---|
ワイモバイル | 45.19 | 47.13 | 45.08 | 45.8 |
楽天モバイル | 30.37 | 29.09 | 33.31 | 33.331 |
OCN
モバイルONE | 24.75 | 18.0 | 29.01 | 29.01 |
mineo
Aプラン | 24.53 | 18.25 | 18.25 | 27.99 |
UQモバイル | 40.24 | 45.34 | 44.25 | 44.25 |
当然と言うか、回線を所有しているワイモバイルが最速。格安SIMとはけっこう差が開いてますね。そんな中、auが今かなり力を入れている「UQモバイル」だけはワイモバイルに匹敵する速度を叩き出しています。2016年秋頃から急にユーザー数を伸ばしているので、今後この数値を維持できるのかは疑問ですが、契約件数が多い他3社より現時点で快適と言えます。ただ、auがソフトバンク系の「ワイモバイル」に対抗しようとしてることからも、他の格安SIM業者より回線を優遇してそうな気もするんですよね。少し前の四半期における携帯契約件数の純増数で今auってソフトバンク以下になってピンチっぽいですし。ひょっとしたらこのまま契約者数増えてもこの速度が維持できるかもしれませんね。docomo回線系格安SIMではシェアトップになった「楽天モバイル」が上でした。ワイモバイルに比べれば遅く見えますけど、これだけの速度が出てるなら不自由しないでしょう。関連記事:楽天モバイル詳細情報一応触れておきますが、格安SIMはランチタイムでこの速度はまず出ないでしょう。10分の1かそれ以下だと思っておいたほうがゆとりを持って使えます。 格安SIM4社+ワイモバイル【上り速度比較】
(単位:Mbps) | 東京 | 大阪 | 名古屋 | 平均 |
---|
ワイモバイル | 20.85 | 18.3 | 24.47 | 21.2 |
楽天モバイル | 9.95 | 18.23 | 18.74 | 15.64 |
OCN
モバイルONE | 14.49 | 16.9 | 22.91 | 18.1 |
mineo
Aプラン | 5.18 | 5.45 | 5.93 | 5.52 |
UQモバイル | 8.69 | 8.95 | 11.02 | 9.56 |
上り速度もワイモバイルが完勝です。格安SIMではほぼ勝てないでしょうね。docomo回線系格安SIMでは、大阪以外は「OCNモバイルONE」が上回ってます。ただネット接続の快適さなら下りのほうが重要ですし、2社のうちどっちがいいか?と聞かれたら「楽天モバイル」ですね。au回線系格安SIMでは、下り速度と同じく「UQモバイル」が全地域で上回ってます。全体からみると上り速度はそれほど速くないようですが、下り速度は快適そのものなので問題ないでしょう。関連記事:UQモバイル詳細情報 まとめ:格安SIM4社+ワイモバイル 下り上り通信速度比較の調査結果(ICT総研調べ)
格安スマホを扱う5社の回線速度に関するICT総研発表データをまとめました。この数値を見る限り5社どこを使っても快適に使えそうですが、あくまで平均値なので注意しましょう。計測結果によると一部は80Mbps以上、他では20Mbps以下ってこともあったようです。この中で選ぶとして、ネット接続の快適さ最優先ならワイモバイル一択でしょう。公式サイト:ワイモバイル