スマホを初めて所持する年齢が下がってきており、今では小学生のうちから携帯していることも珍しくありません。
習い事などで1人で外出させることが増えてきた場合に、親との連絡用として与えるのが一般的となっています。
しかし、そのような当初の目的だけに留まらず、使いすぎてしまう子どもも多いのが実情です。
子どもが大きくなるにつれて必要なお金も増えていきます。
学費、塾費、交通費、仕送りなど。。。
将来のためにも子どもが使いすぎないようコントロールしたいですね。
そこで子どもの使いすぎを防ぐ方法についてまとめました。
使いすぎを防ぐ!子どものスマホ利用をコントロールする方法
子どもにとってスマホは魅力的なおもちゃ
大人にとっては便利なツールでもあるスマホですが子どもも同じとは限りません。
Webページの閲覧や友達のメッセージのやりとり、ゲームを楽しめるアプリなど魅力的に感じる要素がたくさんつまっているからです。
つまり、いろいろな遊び方のある玩具としての一面があることを忘れてはいけません。
単純に渡しただけでは何時間も使ってしまい、高速通信に必要な料金を驚くほど請求されるような事態になりかねません。
また、勉強時間が削られたり家族のコミュニケーションの時間が減ったりするようなリスクもあります。
そのため、自制できる年齢まで与えないほうが良いですが、そうできないなら使いすぎを防ぐ方法を実践していくことが大切です。
スマホの使いすぎを防ぐ方法
具体的な方法は、デジタルとアナログの2種類に大きく分かれます。
ここで言うデジタルの方法とは、機器の設定によって強制的に使えなくすることです。
使用時間制限とパスワードを設定しておく
機種によって異なりますが、使用時間を限定できる機能が搭載されているものがあります。
渡す前に親が設定してパスワードを入力しておけば、それを知らない子どもは使えなくなっても勝手に解除できません。
たとえば、20時までしか通信できない設定にしておけば、夜更かしをして友達とメッセージのやりとりを続けるような事態を防げます。
アプリのインストールをパスワードで制限しておく
また、時間ではなく機能を制限するのも有効な手段です。
いろいろな方法がありますが、最もシンプルなのはアプリを勝手にインストールできない状態にしておくことです。
ダウンロードする際にパスワードを求められる設定にするだけなので難しくありません。
ゲームの類を一切インストールさせないようにすれば、誤って課金をしてしまうような危険性も排除できます。
通話制限アプリで通話も制限しておく
通話の機能に関しても、親にしかかけられないように制限することも可能です。
キャリアが提供するものだけでなく、制限用のアプリはいろいろとリリースされているので、利用しやすそうなものをチェックしてみると良いでしょう。
Wi-Fiルーター側で制限しておく
また、自宅のルーターの設定を変えてみるのも一つの手です。
ルーターのなかには、通信を行わない時間帯を指定できる製品があります。
使用を禁止する時間帯を決めて指定しておけば、こっそりWiFiの機能を使おうとしてもできません。
これらの方法を複合的に実施しておけば、隙をついて利用されてしまうのを防げるでしょう。
とはいえ、親のなかには設定が難しいと感じる人もいますし、使用したいという子どもの気持ちを無理やり抑えこむ形にもなりやすいです。
その結果、両者にストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
それを考慮すると、そもそも子どもに使いたいと思わせないことが理想的な解決法といえます。
簡単なことではありませんが、アナログの方法のなかにはそれに役立つものも含まれているので活用していくと良いでしょう。
子どもにスマホを持たせる意味をわかってもらう
最も基本的なのは、与える意味をしっかりと理解させることです。
遊ぶために持たせるのではないことを十分に説明してください。
使いすぎることによって生じるデメリットについても、丁寧に分かりやすく教えてあげましょう。
親自身が模範を見せることが大切
この方法を実施するうえでポイントになるのは、親自身の使い方が模範にできるものであることです。
大人のマネをしたがる性質があることを忘れてはいけません。
見ていないようでも、子どもは意外と見ているので油断しないでださい。
たとえば、夫がだらだらとゲームをしていたのでは、それが許される機器であると認識してしまいます。
妻が毎日メッセージの交換を楽しそうに行っていれば、友達とやりとりするために使うのが本来の使い方だと解釈しかねません。
したがって、少なくとも子どもの見ている前では、そのような行動を取らないように気を付けることが大事です。
勝手に触れないように管理する
また、勝手に親のスマホを触れないようにしておくことも重要なポイントになります。
簡単に触れるようにしておくと、その分だけ身近な存在になってしまい、買い与えたときも気軽に使うようになりやすいです。
特別なアイテムとして慎重に扱う必要があることを認識させるため、置き場所には普段から注意しておかなければなりません。
必要な時だけスマホを渡す
さらに、アナログの方法のなかにもデジタルの制限のような強制的な手段も存在します。
代表的なのは、使用が必要な場合に限定して手渡すのを習慣にすることです。
たとえば、習い事のために出かけるタイミングで渡し、帰ってきたらすぐに返してもらいます。
使用できる時間帯を決めておいて、それ以外は引き出しなどに収納して鍵をかけておくことも有効です。
日常生活の多くの時間帯は手にしていない状態になるため、使い込んでしまう事態を避けられますし、遊ぶための玩具ではないという認識も持たせられます。
まとめ
子どもがスマホを使いすぎないようにコントロールする方法について解説しました。
物理的に使いすぎないように設定してしまうのが確実ですが、手間がかかったり、使い方がわからないこともあるでしょう。
まずは子どもにきちんと伝えること、そして親自身が見本を見せることが大事です。
使いすぎるとなぜ困るのか、スマホを子どもに使わせる理由などを説明しておきましょう。
ただ使っちゃダメ!だけでは子どもも理解してくれません。
よい勉強の機会でもあるので、忙しいからと適当に済ませないようにしたいですね。