調査会社「Gfk」が四半期ごとに調査している世界のスマホ販売台数。2016年第3四半期(7月~9月)分が発表されたのでまとめました。
前期データ:2016年4~6月度 世界スマホ販売台数
2016年7~9月度 世界のスマホ販売台数
地域 | 2016年 7~9月度 販売台数 | 2015年 7~9月度 販売台数 | 販売台数 成長率 | 2016年 7~9月度 販売金額 | 2015年 7~9月度 販売金額 | 販売金額 成長率 |
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西 ヨーロッパ | 3300万 | 3300万 | 1% | 1兆 3000億 | 1兆 2000億 | 4% |
中央・東 ヨーロッパ | 2100万 | 1900万 | 10% | 4000億 | 4000億 | 17% |
北 アメリカ | 4600万 | 4700万 | -1% | 1兆 8000億 | 18000億 | 0% |
中央・南 アメリカ | 2600万 | 2500万 | 6% | 8000億 | 6000億 | 31% |
中東 アフリカ | 4200万 | 4000万 | 4% | 1兆 | 1兆 | 1% |
中国 | 1億 1300万 | 9800万 | 15% | 3兆 2000億 | 2兆 8000億 | 12% |
APAC 先進国 | 1800万 | 1700万 | 3% | 1兆 1000億 | 1兆 | 12% |
APAC 新興国 | 5400万 | 5000万 | 8% | 8000億 | 8000億 | 8% |
全世界合計 | 3億 5300万 | 3億 2900万 | 8% | 10兆 4000億 | 9兆 6000億 | 9% |
※1米ドル=100円で計算した金額
マイナス成長なのは北アメリカ地域のみ。それ以外は全世界で市場拡大中です。特に中国の伸び率が高いですね。かなり普及してますし、そろそろ停滞しそうな印象を持っていたんですが、まだ成長の余地があるようです。スマホメーカーの世界シェアランキングでもトップ10のうち過半数が中国メーカーですし、市場シェアだけでなくスマホ端末の性能面でも世界を席巻しそうですね。
ただ最近の中国メーカーは中国国外への進出に積極的です。日本に製品を投入するメーカーもあります。今までは国内需要だけで世界上位になれていましたが、今後それだけでは維持向上できないってことでしょう。
また今後はインド市場が急成長のトップバッターになるようですし、スマホ市場の主役は確実に交代しそうです。
スマホ市場が急成長している国
【中央・東ヨーロッパ地域】
- 12%増 ポーランド
- 28%増 ウクライナ
【南アメリカ地域】
- 60%増 アルゼンチン
【中国】
- 15%増 中国
【アジア先進国地域】
- 6%増 オーストラリア
【アジア新興国地域】
- 27%増 フィリピン
- 17%増 バングラディシュ
アジア先進国に含まれる日本もプラスに転じたようです。
まとめ:世界のスマホ販売台数 2016年7~9月度(第3四半期)
2016年第3四半期の世界市場におけるスマホ販売台数と売上金額を紹介しました。
中国は来年からマイナスに転じるとのアナリストの話もありますが、世界にはまだスマホが普及してない国がたくさんあります。それらへの進出も進んでいくでしょうしスマホ販売台数はさらに伸びていきそうですね。