スマート家電はいらない?残念ポイント、不便さ、デメリットはある?

スマート家電のデメリット

スマート家電のデメリット

便利で賢いとされるスマート家電。

外出先からでもスマホで自宅の家電を操作できるため、利便性の高い家電です。

そんなスマート家電ですが、インターネットに繋いで使うからこそのデメリットも沢山存在します。

よくその特性を知らずに買ってしまうと思わぬ落とし穴に嵌まる可能性もありますから、事前の情報収集は必須でしょう。

そこで今回はスマート家電に関する残念ポイントや不便さ、そもそも必要なのかどうかについてポイント別にご紹介していきます。

便利なだけじゃない!スマート家電のデメリット

デメリット1 セキュリティ問題

まず最も代表的なデメリット、それがセキュリティの問題です。

インターネットは世界中のどことでも手軽に繋がれる特性を持っていますが、逆にそれが災いして情報の流出や外部からの攻撃を受けてしまうリスクが潜んでいます。

例えば照明や冷蔵庫といった類ならあまり神経質になることはないものの、無線で繋げられるSDカードリーダーなどはそこに保存してあるコンテンツがインターネットを通じて外部に流出する危険性があります。

またどれだけ最新鋭のセキュリティソフトが組み込まれていても、やがてそれらが時間の経過で古いタイプと認定されていくと脆弱性が増します。

パソコンを使っていてもソフトウェアやOSの更新が定期的にされるように、スマート家電でもセキュリティ面で定期的な更新がある部分は煩わしいところです。

よって日頃から警戒心が強く安全性を重視した家具を使いたい人は、一度よくそのリスクを念頭に置いて検討してみることがおすすめです。

デメリット2 プライバシー問題

スマート家電とプライバシー

次に不便さを感じやすい部分として、プライバシーの問題があります。

セキュリティに通ずるところもありますが、個人情報が今やお金になる時代ですからね。

スマート家電の中には日頃の生活の情報をインプットさせたり、体重計などであれば自分の身体的特徴を記憶させておくことも珍しくはありません。

これらの情報は1人暮らしの中で扱うなら問題ないものの、家族と一緒に共用していれば簡単に目にされるかもしれません。

或いは家電のメーカー側に登録情報を提供するメニューが存在し、それを知らずに利用するといつの間にか自分のプライバシーに関わる項目を外部に教えていたという事案も起こり得ます。

この観点から見れば、やはりアナログな家具の方が優位性は高いのではないでしょうか。

デメリット3 ネットが不通になるとただの家電になる

そしてスマート家電の最大の課題とも言えるのが、インターネットに繋げられなくなると途端に機能性が落ちるという点です。

マンション回線などを利用している人なら解るでしょうが、インターネットはその品質や時間帯によって急に速度が落ちたり途切れやすくなります。

無線の場合は特に外部の影響を受けやすく、遅延や停滞が起こりやすいのです。

そうなった際に、あっという間に使いにくくなるのは不便さを助長しています。

仮に自分で徹底して通信環境を整えていても、基地局や提供している会社の問題で使えなくなることもあるでしょう。

つまりは機能不全に陥ってしまう危険因子が、一般的な普通の家電よりも遥かに多いことが不便さに拍車を掛けているのです。

デメリット4 価格が割高

細かい差異ではありますが、電気代も普通の家電より高くなりがちです。

近年では省エネを意識した種類も開発されつつありますが、結局は普通の家電でも同じような開発は日夜進められているため、電気代の面でメリットを確立させるにはまだまだ時間を要すでしょう。

中でも冷蔵庫や掃除機は、消費する電力が多くなります。

毎日継続して使うものですから、多少の誤差であったとしてもランニングコストは相当なものになります。

節約意識が高く僅かな出費も気になる人は、あまり使用に向いてはいないのかもしれません。

そもそもの販売価格も、普通の家電に比べて明らかに高いです。

本来の用途を満たすだけならわざわざインターネットに繋ぐ必要はなく、一昔前と同じ使い方で構いません。

ですが近年はもっと便利にもっと賢くというものを家電に求め過ぎているのか、機能を充実させる代わりに家電の価格相場も上昇傾向にあります。

そこまでして必要なものなのかよく考え、流行に乗せられて後悔する買い物にならないよう個々が判断しなければなりません。

 

以上のように、スマート家電には様々な残念ポイントがあります。

これらがあるからいらないと頭ごなしに言うことはできませんが、購入に向いている人とそうでない人がいるのは紛れもない事実です。

どういう用途で購入したいのか、買ったところで機能を余すことなく活用できるのかなど、自分自身の知識や力量に合わせた家電選びをするのがいいのではないでしょうか。

同時にセキュリティ強化の面で考えると、常に新しいものを近くに置いておいた方が安心感も強いです。

普通の家電に比べたら、もしかしたら買い換えのペースが早くなる人もいるかもしれません。

総合的に見て沢山お金や手間が掛かる家電であるのは間違いありませんし、どうしても気になるのであればメーカのパンフレットや電器屋を参考に、時間を費やして購入を決めるのがおすすめです。

そうしたポイントも全て理解した上で欲しいと思えるのであれば、きっと後悔する買い物にはならないでしょう。

まとめ

スマホで簡単操作できるスマート家電のデメリットを紹介しました。

いいところばかりアピールされがちですが、ここでとり上げたようなデメリットも多いスマート家電。

自分の生活スタイルにマッチしているか、価格に見合った満足が得られるか、など検討するポイントはたくさんあります。

1つでも気になるデメリットがあるなら購入はスルーしたほうがいいかもしれません。