スマホで音楽を聴く人が約8割　音楽プレイヤー利用率ランキング

MMD研究所が普段音楽を聴くツールのアンケート結果を発表しました（調査対象：スマホ所有者1671名）。それによると純粋なオーディオプレーヤーよりスマホで音楽を楽しんでいる人が約8割いる結果に。CD・DVDプレイヤー、コンポなど純粋な音楽再生機器の利用者が減っているようです。結果は以下の通りとなっています。

普段音楽を聞いている機器の利用率ランキング（複数回答あり）

76.8％　スマートフォン
37.2％　パソコン
26.5％　デジタルオーディオプレーヤー
14.7％　カーステレオラジオ
13.1％　タブレット端末
8.1％　CDプレイヤー
6.3％　特にない
6.0％　DVD・ブルーレイプレイヤー
5.2％　コンポ・ラジカセ
2.4％　据え置き型ゲーム機
2.3％　携帯ゲーム機
1.6％　その他
1.2％　ポータブルMDプレイヤー
1.1％　ポータブルCDプレイヤー
1.0％　有線放送
0.8％　カセットデッキ
0.8％　ポータブルラジオ
0.7％　ポータブルカセットプレイヤー
0.7％　レコードプレイヤー

ランキング総評

総務省発表データによると、今や日本人1人につき1.5台ほど所有されているスマートフォンで音楽を聞いている人が約8割となっています。カメラに関してはすでにデジカメの地位を奪ってしまったスマホですが、音楽プレーヤーの地位すら奪っているといっても良さそうな結果ですね。いつも肌身離さず持っている人も多いでしょうし、慣れ親しんだ機器で使い勝手も良く、音質もどんどん上がってきています。そしてハイクオリティな音楽が聞けるポータブルオーディオプレーヤーにスマホ機能をおまけで付けてしまった端末も登場。関連記事⇒オンキョー「GRANBEAT DP-CMX1」登場！スマホで音楽を楽しむヘビーユーザーには魅力的な端末じゃないでしょうか。そして今後もこの流れが加速していきそうです。そして2位は1位と大きく差を広げられていますが、約4割が利用しているパソコンがランクイン。ユーチューブなど無料サービスで聞いている人が多いようです。3位はデジタルオーディオプレーヤー。iPodやウォークマンなどまだまだ利用者を電車などで見かけます。ただスマホの利用率をみると今後生き残っていけるのか？は疑問ですね。デジカメの一眼レフカメラみたいに特定機能に特化したものじゃないと消えていくかもしれません。ほか、今でもCDプレーヤーやカセットデッキなど使っている人が少なからずいるんですね。つづいて、スマホでの音楽の聴き方について。どんな方法で聞いているのか？利用率ランキングを紹介。

スマホでの音楽の聴き方ランキング（複数回答あり）

60.9％　ユーチューブなど動画サイトを利用
34.5％　CDから取り込んで聴く
31.3％　無料の音楽配信サービスやアプリを利用
27.1％　レンタルCDから取り込んで聴く
19.1％　有料の音楽配信サービスやアプリを利用
9.1％　定額制の音楽配信サービスを利用
5.8％　その他

ユーチューブなどの無料で使えるサイトを利用している人が約6割となっています。CDが売れない時代になった原因の１つがこれですね。スマホでインターネットが簡単に使えるようになったことにより誰でもタダで音楽が聴ける環境が整ってしまいました。また、無料サービスやレンタルで済ませる人も多く、ますますCDが売れない時代になっています。そんな中で最近増えてきた有料の音楽配信サービスですが、まだまだこれからといったところ。とは言え5人に1人は利用しているので、認知度アップや無料サービスとの差別化がハッキリ打ち出せればまだまだ利用者は増えていきそうです。最後にスマホで音楽を聴く頻度について。

スマートフォンで音楽を聴く頻度は？

	iOS	Android
ほぼ毎日	41.2％	30.6％
週4～5回	12.3％	13.2％
週2～3回	16.5％	17.3％
週1回くらい	13.6％	14.6％
月2～3回くらい	7.2％	10.2％
月1回くらい	3.8％	6.8％
半年に数回	1.8％	3.2％
それ以下	3.5％	4.1％