2017年6月19日~6月25日まで1週間のスマートフォン・ケータイ売上ランキングデータをまとめました。
- 前週初登場で2位に入り、iPhone7の牙城の一角を崩したドコモ「Xperia XZ PREMIUM」が何位に入るのか?
- 世代交代した一番人気のSIMフリースマホ「P10 lite」の順位は?
- 夏モデル登場で順位を落としているワイモバイルの動向は?
などに注目しつつランキングを紹介していきます。
2017年6月19日~6月25日 週間スマホ・携帯売上ランキング
1~10位
- iPhone 7 128GB(au)
- iPhone 7 128GB(ソフトバンク)
- P10 lite(SIMフリー)
- iPhone 7 32GB(ソフトバンク)
- iPhone 7 32GB(au)
- Xperia XZ 601SO(ソフトバンク)
- iPhone 7 128GB(ドコモ)
- S2(ワイモバイル)
- Xperia XZ Premium SO-04J(ドコモ)
- Galaxy Feel SC-04J(ドコモ)
iPhone7強し!前週2位だったドコモ「Xperia XZ PREMIUM」は9位までランクダウンしてしまいました。唯一iPhone7から首位を奪える端末&集計期間だと思っただけに残念な結果に。これでiPhone7を超えられるのは次期iPhoneだけでしょう。いつかシェアを奪うスマホが登場してくれるといいんですが、今のところ難しそうです。まだまだiPhone一強時代が続きそうですね。
3位には前週4位から1つ順位を上げてきた「P10 lite」がランクイン。
長い間トップ3を守ってきたiPhone7の一角を崩してきました。トップになるのはまだ難しいと思いますが、取り扱うMVNO数はダントツで多い機種ですし、それぞれが割引キャンペーンなどを積極的に打ち出してきたらひょっとして?という可能性も。新型iPhone発売前の買い控えが発生するタイミングでキャンペーンでもしてくれればあるいは?今後が楽しみな端末です。
6位には前週7位から1つランクアップのソフトバンク「Xperia XZ」。スマホデビュー割キャンペーンの対象端末に入ってからトップ10ランクインをキープしています。毎月1080円×24回で購入でき、通信料も2800円になる魅力的なプラン。データ通信量は1GBで人によって全然足りないかもしれませんが、自宅にWi-Fi環境があるなら十分まかなえるでしょう。
10位にはドコモの格安スマホ対抗プラン「docomo with」対象端末「Galaxy Feel」がランクイン。
前週13位から3つもランクアップしてきました。前週順位が落ちていくと予想した結果、見事に上昇してきました(汗)。日本で不人気の「Galaxy」シリーズでも通信料が安けプランが選べるなら売れるんですね。今のところ「docomo with」プランはこれと11位ランクインの「arrows Be」2モデルだけが対象なので、今後のラインナップ充実に期待です。
11~20位
- arrows Be F-05J(ドコモ)
- P9 lite(SIMフリー)
- iPhone SE 32GB(ワイモバイル)
- Xperia XZ SOV34(au)
- S1(ワイモバイル)
- Xperia XZs SOV35(au)
- AQUOS L2(UQモバイル)
- GRATINA 4G(au)
- iPhone 7 32GB(ドコモ)
- かんたんケータイ KYF32(au)
11位にはドコモの割安プラン「docomo with」対象端末「arrows Be」がランクイン。
前週は8位でしたが、「Galaxy Feel」の上昇の影響か3つランクを下げました。スペックではオクタコアCPU・3GBRAM、ストレージ32GBでサイズがコンパクトな「Galaxy Feel」に軍配が上がります。さらにバッテリー持ち時間はカタログ値で65時間も違います。これなら「Galaxy Feel」のほうが売れるでしょうね。
12位には一世代前のモデルになった「P9 lite」がランクイン。旧モデルになったものの、ここのところ12位→11位→12位と順位をキープ。まだまだ人気は健在です。
11位台には、5月までは絶好調だったワイモバイルから2モデルがランクイン。「iPhoneSE」は前週14位→13位と1つランクアップ、「S1」は12位→15位と3つランクダウンしました。5月までは常にトップ10に3モデルを送り込んでいたワイモバイルですが、夏モデルの勢いとキャリア低価格プランの影響で大きく順位を落としています。
21~30位
- Xperia XZs SO-03J(ドコモ)
- iPhone 7 Plus 128GB(ソフトバンク)
- iPhone 7 Plus 128GB(au)
- iPhone SE 32GB(UQモバイル)
- Xperia XZ SO-01J(ドコモ)
- AQUOS SERIE mini SHV38(au)
- Xperia X Compact SO-02J(ドコモ)
- DIGNO F 504KC(ソフトバンク)
- ZenFone Go(SIMフリー)
- rafre KYV40(au)
一番人気のSIMフリースマホ「P10/P9 lite」以外では「ZenFone Go」だけがトップ30にランクイン。
SIMフリースマホはわずか3モデルだけがランクイン。今まで21~30位台だけで3モデルはランクインしていたんですが、寂しいランキングとなりました。キャリアの低価格プランに押されまくってますね。
まとめ
2017年6月第4週のスマートフォン売上ランキングを紹介しました。
トップ30の構成比を見てみるとこうなっています。
- ドコモ 8機種
- au 9機種
- UQモバイル 2機種
- ソフトバンク 5機種
- ワイモバイル 3機種
- SIMフリー 3機種
今週もau版iPhone7がトップをキープしてますし、auが絶好調です。UQモバイルを入れたら11機種で他の2キャリアとの差を広げています。
ドコモも低価格プランの対象端末2つがしっかり上位にランクイン。Xperiaシリーズも好調であいかわらず売れてます。
ソフトバンクだけは劣っていますが、サブブランドのワイモバイルと合算なら同じ水準。
対してSIMフリー端末はわずか3機種と過去最低レベル。P10 liteこそ3位と健闘していますが、キャリアの強さが目立ったランキングとなりました。
今後キャリア側が低価格路線を拡大していくと格安スマホ市場にも大きく影響することは間違いない、というかすでに順位にも現れています。MVNOを推進している総務省的にこれでいいのかわかりませんが、目的がMVNO普及ではなく「通信料を安くして国民の家計負担を軽減すること」にあるなら問題ないですね。今後の動向に注目です。
また、夏モデル投入でXperiaシリーズが数多くランクインしているのでiPhoneと比較してみた結果以下の通りとなっています。
- iPhoneシリーズ 10機種
- Xperiaシリーズ 7機種
iPhoneの強さは変わりませんが、日本でのスマホシェア2位「Xperia」シリーズも健闘していますね。
国産ブランドの低迷っぷりが目立つ今、ソニーには頑張ってもらいたいと思います。
前週のランキング⇒2016/6/12~6/18のランキング