電磁波過敏症 スマホなどの端末が発する電波やWi-Fi電波が体に及ぼす影響とは?
スマホ普及率が5割を超え、携帯端末トータルでは95%以上の人が何かしらネットに繋がる端末を持っている時代。ということは、日本だけでも目に見えない空気中に億単位の電波が飛び交っていることになりそうです。携帯意外もWi-Fi電波や家電線品も含めたらまず間違いないはず。こういう電波≒電磁波って体を通り抜けるだけで健康に影響無さそうに思えますし、私自身症状がでた覚えもないので(気づいてないだけかもしれませんが)無害なものと思っていました。電磁波とは?電気と磁気が互いに影響し合いながら光と同じ速さで伝わっていく波のこと。波の強弱は周波数で表され単位は「ヘルツ(Hz)」。1秒間に波が10個あるなら10Hzとなります。キャリアの対応バンド(周波数帯)では700MHz~2100MHzがあり、M(メガ)=100万なので1秒間あたり700~2100×100万回もの波が発生しているわけですね。関連記事:キャリアの対応バンド一覧
ただ中には電磁波を敏感に感じ取ってしまう人もいるそうです。そしてそれによって発症する症状を「電磁波過敏症」と言うらしい。現代ならではの病気ですね。電磁波過敏症とは?
20世紀末ころから先進国で見られるようになってきた症状で、電磁波を発する家電などの側に行くと頭痛、吐き気、不眠症、めまいを始めさまざまな体の不快感を感じてしまうもの。まず最初に目、顔の皮膚や神経といった頭部や顔周辺に症状がでる模様。ただ本人にしかわからないレベルなためなかなか研究が進んでいないようです。電磁波過敏症の症状は?
アメリカの医師が発表したものによると、以下の13項目にわかれるそうです。- 視力障害(目の痛み、うずき)
- 皮膚の乾燥、赤み、湿疹
- 鼻炎
- 顔のほてり、むくみなど
- 口内炎、歯周病など
- 歯やアゴの痛み
- 口内や喉の乾燥
- 頭痛
- 疲れやすい、集中できない
- めまい、吐き気、耳鳴りなど
- 首や肩のこり、筋肉や関節の痛み
- 動機、呼吸困難など
- しびれ
電磁波過敏症の対策や治療は?
あくまでネット上で調べたものなのでその点はご了承ください。対策はとにかく電磁波を浴びなければいいってことで電化製品がそばに無い環境で暮らせばいいんですが、なかなかそうもいきませんよね。ただこの症状は個人差があるらしく、また電化製品によっても違ってくるようです。そのため、身近な電化製品を1つづつ電源OFFにして検証し、特定するのも良いと言われています。スマホを使う場合なら、電話するとき同じ側の耳ばかり使わず、左右切り替えて使用するのがいいようです。また寝るとき枕元に置いておかないといった対策も有効とのこと。ほか、オルゴール療法が有効と紹介しているサイトもありました。オルゴールの響きが脳に影響して体内から改善してくれるそうです。電磁波過敏症 スマホなどの端末が発する電波やWi-Fi電波が体に及ぼす影響とは? まとめ
「電磁波過敏症」そのものについては、WHO(世界保健機関)が「明確な診断基準も科学的根拠もない」と発表しているため、ちゃんと認められた病気ではないようです。ただ人間の神経だって電気信号なわけですし、違う電気的な波の干渉を受ければ何かしら悪影響はありそうですね。