毎月の維持費が安いスマホのおすすめは?

維持費が安いスマホ契約現在使われている携帯電話の主力端末といえばスマートフォンですが、持ち方・使い方によって毎月の維持費は大きく違ってきます。安い維持費に抑えたい場合は、複数の業者を比較してから契約を結ぶ事が大切です。家族で持つ場合に関しては年間で数万円もの差が生まれてくるケースもあります。そこでスマホ維持費を安くするために気をつけたいポイントについて紹介していきます。

スマホを安い維持費で使うには?

現在のスマートフォンは、
  • 3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)
  • キャリアのサブブランド(ソフトバンク系列のワイモバイルなど)
  • 格安スマホ(大手キャリアから回線を借りて音声通話・データ通信を行う)
に分かれています。維持費が一番安くなるのは格安スマホですが、サブブランドと格安スマホの認知度が高まった事によって、3大キャリアは割引キャンペーンを定期的に開催して顧客獲得や契約維持の対策を打ってきました。。3大キャリアの主な施策として、ドコモでは音声通話が少ない方向けのシンプルプラン(通話の度に料金がかかる課金制)の場合は子回線が500円掛からない料金で維持出来るようになっています。また従量制プランを3キャリアとも導入してきました。10分定額制や無制限話し放題のプランに加入しなくても問題が無くなった事から、通話基本料を大幅に抑えられるようになりました。通話に関しては、無料通話アプリを活用する事によってパケット通信料のみで済むので、家族・友人とやり取りする場合は通話アプリ利用をおすすめします。3大キャリアで更に節約するために活用したいのが、各キャリアと提携している自宅用インターネットの光回線との紐付。これをしておけば数百円から割引が適用されるので、割引額がどれくらいになるかをチェックしてから契約をする事が大切です。

ドコモ

ドコモベーシックパックドコモで話題を集めているのが、一部の端末で実施されている対象機種を利用かつ指定プランに加入する事によってずっと毎月1500円割引されている「docomo with」プランであり、長期間にわたって維持する事で通常契約よりお得な維持費に抑えられるケースもあります。またauの後追いで追加された「ベーシックプラン」も従量制なので安い維持費ですませることができるでしょう。参考記事 ⇒ドコモ【ベーシックパック/ベーシックシェアパック】とはどんなプラン?

au

auピタットプランauで最近話題になっている代表的なプランは、5段階定額・20GBや30GBまで高速回線を使えるフラットタイプであり、自宅でスマートフォンを使う場合におすすめなのが5段階定額プランです。一例として、課金制音声プラン・高速データ通信1GBで契約し、キャンペーンを活用すれば1年目は1980円から・2年目は2980円からの料金ですので、維持費を大きく下げられるでしょう。

ソフトバンク

ソフトバンクおてがるプランソフトバンクの特徴あるプランとして2018年に注目を集めているのが、これまでになかった教職員向けプランであり、25歳まで大幅に割引されていた学割プランを教職員にも広げている斬新な施策と言えます。1年目の月額料金が、高速データ通信50GBが使えて3980円から(複数の割引を適用した後の料金)利用可能であり、最新版のスマートフォンも負担をあまりせずに購入する事も出来ます。またソフトバンクもauの従量制プランに追随した新プラン「おてがるプラン」が登場しました。スマホ維持費節約には最適です。参考記事 ⇒ソフトバンク【おてがるプラン】はどんなプラン? 

サブブランドのスマホ

ドコモはありませんが、auならUQモバイル、ソフトバンクならワイモバイルがサブブランドにあたります。 (UQモバイルはMVNOですが一応こちらに分類ということで)3大キャリアが従量制プランを取り入れてきたことで、以前ほど維持費の差は大きくなくなりましたが、それでもサブブランドのほうが安い料金で使えます。一番人気はワイモバイル。キャリアでも扱う人気モデルもラインナップされていますし、通信環境も通話も文句なし。節約重視なら一番おすすめできる通信会社です。端末ラインナップチェックはこちら ⇒ワイモバイルオンラインショップ 

格安スマホの維持費はどれくらい?

MVNO維持費安い維持費として2013年頃から注目を浴びているのが格安スマホですが、音声基本料・3GB前後の高速データ通信の一般的なプランは、1500円~2000円程度で利用する事が可能です。音声通話を頻繁に利用する方は、900円弱で加入できる10分定額オプションを活用すれば通話料金を節約出来るでしょう。データ通信に関しては1GBから利用出来る業者が多く、毎月1回までプランが変えられます。家族向けプラン(シェアプラン)を提供している格安スマホ事業者も多く、主回線を持っていれば副回線は音声基本料相当の負担のみで済み、代表的な格安スマホ事業者で仮に親回線(高速データ10GB)と子回線を3回線持っている場合の毎月の維持費は、8千円程度に抑える事が可能です。

格安スマホの端末について

使用する端末に関しては、自分が元々使用していたキャリアの端末をそのまま使い続けるか、新たに端末を購入する必要があります。端末は、SIMカードのサイズが合っていないと通話とデータ通信が出来ない事から、契約時にSIMカードのサイズ確認を必ず行っておく必要があります(間違えてしまった場合は返品交換)。格安スマホが提供する端末は、国内・海外メーカーの製品が多く揃っている点が特徴であり、型落ち品と呼ばれる1年~2年程度前の商品に関しては2万円台や3万円台で買える事も不思議ではありません。端末補償については、3大キャリアと比較すると自己責任な部分がありますが、最近では400円前後で入れる補償サービスを提供している事があるので、端末の破損等が気になる場合は入っておくようにしましょう。なおこのサービスの注意点としては、端末購入からの加入期限が設定されている事から、購入と同時に入る事を忘れないでください。中古品を活用する事も安く利用出来るコツとなっていますが、最近ではオークション・家電量販店の専門コーナー・リサイクルショップ等で、数千円から気軽に手に入れる事が可能です。なので2台購入して1台を通常使用、もう1台を予備用に所有しておくと、1台目の故障時に不安を覚える事は無いでしょう。 

まとめ

スマホ維持費を安くするために知っておきたいポイントを紹介しました。以前は3台キャリアで契約するしか選択肢がありませんでしたが、格安スマホの普及によって維持費を大幅に節約できる体制が整ってきました。キャリアが従量制プランを導入したのも、他社、とくに格安スマホへの顧客流出を防ぐためでもあります。現在格安スマホ契約者数はようやく全体の1割を突破したところですが、2000円以下にしたいのであれば格安スマホで、そうでなくてもキャリアの従量制プランを選べば以前より安い費用で使えます。