格安SIMの利用率、認知率(2016年8月調べ)
調査会社「MMD研究所」が定期的に調べている格安SIMの利用率に関する調査結果が発表されました。格安SIMの認知度も契約者数増やサービスを提供しているMVNO数の増加とともにかなり上がってきている中で、2016年8月時点ではどうなっているのか?結果は以下のとおりです。調査対象:15~69歳までの男女43405サンプルに対しネットで質問2016年8月時点の格安SIM利用状況に関する調査結果
格安SIMの認知度
- 61.1% 知ってる格安SIM業者あり
- 38.9% 全く知らない
6割以上がすでに認知しているようです。インターネット上でのアンケートなので多少情報に触れる機会が多い人を対象にしてるかもしれませんが、それでも過半数知ってるのは普及してきている証拠でしょう。格安SIMの利用率
- 13.3% 利用している
- 86.7% 利用していない
約6割が知っていると答えていますが、その中で利用している人は13.3%。今年春頃発表された総務省のデータによると、携帯電話の契約者数が1億5000万回線以上あるんですが、格安SIM契約者数は1100万回線くらいだったはず(うろ覚えですが)。割合的には1割以下でした。ただこの調査結果では1割以上ってことになりますね。日本全体で調べたわけじゃないので誤差はあるとしても、単純に13.3%で掛けると約2000万回線が格安SIMってことになります。まだ今年も残り4ヶ月ありますし、さらに増えそうですね。格安SIM利用者が契約しているプラン
- 50.4% 音声通話SIM
- 49.6% データ通信SIM
約半々という結果に。2016年初めに楽天モバイルが5分かけ放題サービスをスタートさせ、急激にシェアを伸ばしてきました。そしてその後他社も同様のサービスを展開してきたこともあり、音声通話SIMでの契約が伸びてるはず。それでもまだ半分なんですね。音声通話SIMだとどの格安SIMも700円くらい高くなりますし、データ通信SIMでも通話できる電話アプリを上手に活用する人が多いのかもしれませんね。 格安SIMの利用率、認知率 まとめ
着実に格安SIM利用者は増えているようです。総務省が格安SIM(MVNO)支援に積極的&キャリアへの過剰な割引を抑制してることもあり、今後さらに増えていくことは確実です。ただ大手で老舗の日本通信が事業を「U-NEXT」へ譲渡するなど業界再編の動きも見られます。また次々にあたらしいMVNOが登場してますが、新興企業が簡単に成長できる業界でもないでしょうし、すぐ潰れる可能性も考えられます。今後格安SIMへの乗り換えを検討しているなら、人気ランキング上位のMVNOから選ぶのが安心でしょう。