調査会社によると、携帯電話は90%以上がスマートフォン所有者になった、とのデータを見かけます。
ガラケー利用者も根強くいる中で、携帯各社はスマホへの乗り換えキャンペーンを展開するなど着々とシェア拡大を図っています。
キャリアでは2年縛りがいまだにメインとなっていて、2年間隔で乗り換えたり、機種変更してきた人も多いのでは?2年くらいならまだまだ端末も新しく、中古に売ればそれなりの価格になったりします。
状態によりますが、日本で圧倒的シェアのiPhoneシリーズなら、2年落ちモデルでも2万・3万円で売れますね。
ただキャリア契約している人は「下取りサービス」を利用している人も多いでしょう。
そこで、調査会社MMD研究所が「携帯の下取りサービス利用動向」に関する調査データを発表していたため、ここでまとめてみました。
調査対象:15~69歳男女 日本1010人
日本の携帯下取りサービス利用動向
下取りサービスを使いたい人の割合
- 34.3%・・・やや下取りサービスを利用したい
- 27.2%・・・とても下取りサービスを利用したい
- 21.3%・・・あまり下取りサービスを利用したいと思わない
- 17.2%・・・まったく下取りサービスを利用したいと思わない
61.5%の人が下取りサービスを使いたいと回答しています。
アメリカとの比較
- アメリカ・・・70.0%
- 日本・・・61.6%
(上の61.5%は小数点切り捨てのため誤差あり)
比較対象にアメリカのデータも掲載されていました。
日本では大手キャリアが下取りした中古を日本市場に流さず海外へ持っていってしまうため、なかなか中古が普及していないと言われていますが、アメリカと極端な差はないようです。
ただし今後は端末分離販売が一般的になるので変わっていくかもしれませんね。
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアショップでも中古端末販売される可能性もあったりして?
そもそも今後は端末下取りするのかどうかもわかりませんが、端末販売がなくなることはないので下取りサービスは継続していくことでしょう。
下取りサービスに期待するポイント
- 80.4%・・・手続きが簡単であること
- 78.9%・・・下取り金額が高いこと
- 78.3%・・・端末データが消去されること
- 75.3%・・・処分方法が明確であること
- 54.8%・・・自宅でも手続きができる
手続きの簡単さが一番期待されています。キャリアショップでの下取りなら簡単なので、非常に理になかったサービスと言えそうですね。端末データ削除など他の項目もある程度満たしていてマッチしているのがわかります。
個人的には1円でも高く買い取ってもらいたいと思いますが、ゲオなどの中古ショップで査定額を調べてから下取りに出すのも面倒ですし、手続きの簡単さ有線でキャリアショップで手放す人も多いのでしょう。
携帯買い替え時、前のモデルはどう処分する?
- 90.3%・・・機種変更時にキャリアで下取り
- 81.9%・・・買取店へ売却
- 52.4%・・・自宅で保管
キャリアショップでそのまま手放す人がほとんどですが、中古ショップへ売る人も8割以上と多め。逆にとっておく人は約半数と少なめとなっています。
2017年ころから端末0円や一括0円などのお得な特典への規制が強化され始めましたが、少しでも端末代を安くするために使っている端末をお金に変える人が多いことがわかります。
複数回答ありなので、たとえば画面が割れていたりすれば売らずにもしものときのために持っておく、といった回答になると思いますが、今は格安SIMサービスも充実してきました。下取りに出さない端末を2台目として使う人もいるでしょう。また自宅のWi-Fi環境で動画視聴用に使う、といった選択肢もありますね。
いずれにしても下取り価格しだいで別の活用法を考えたほうがいいこともあるため、やはり買取額がポイントになりそうです。
まとめ
調査会社発表データから、スマホ・携帯を買い換えるときに下取りサービスの利用状況をまとめました。
積極的に下取りを利用する人がほとんどです。今後はさらにスマホ端末代が高くなっていくようですし、利用者はもっと増えていくでしょう。中古市場が活性化されれば、キャリアで扱っているモデル以外にも面白い端末を手にする機会も増えるでしょうし、もっと個性的なスマホが登場してくれたら面白いですね。