「携帯が使えない」 被災時に困ったこと調査で2位にランクイン
台風、ゲリラ豪雨など昔に比べ日本の気象状況は明らかに変わってきています。それに伴い洪水被害も各地で発生していて、ニュースで見かける機会も増えてきました。また大震災が起こると巷では言われてますし、災害は起こるもの、と考えきちんと準備しておくことは必須です。そんな中、情報サイト「ライフレンジャー」が災害発生時に困ったことについてアンケート調査した結果を発表しました。調査対象:日本全国の被災経験のある男女541名(複数回答あり)アンケート結果による「被災時に困ったこと」ランキング
- 220名 水の確保、持ち運び
- 209名 携帯が繋がらない、連絡ができない
- 204名 食料の確保
- 187名 おふろ、トイレ
- 141名 照明がつかない
- 134名 寒さ、暑さへの対策
- 69名 周辺地域に潜む危険がわからない
- 31名 日用品の入手
- 18名 健康管理
- 16名 赤ちゃんの体調管理
1位は人間にとって一番大事な水。飲用水、料理用など再優先で確保すべき水ですが、給水車がきたときに持ち運ぶための容器がないことも困ったようです。そしてモバイル関連サイトということで強調してますが、2位に入ったのは「携帯」に関するもの。安否の確認、情報収集が出来なくて困った人が多数。また電気が通っておらず、充電できないことで困った人も多かったようです。3位は食料について。被災状況にもよりますが、火の通ったものが食べられるまで3~5日くらいかかるようです。安全で温かいものは疲弊した心を癒やしてくれるでしょうし、非常食だけでなく簡単に調理できる機器も準備しておきたいですね。4位以下は即本人の命に関わるものではありませんが、いずれもなくてはならないものとなっています。 水や食べ物という生きる上で必須なものが上位に入るのはわかりますが、無くても命に直接的な影響がない「携帯電話」が2位にランクインしたのは興味深いですね。現代人にとってどれだけ身近でなくてはならないものになっているか?がわかります。 携帯が使えない!災害発生時に困ったこと調査で2位にランクイン まとめ
情報サイト「ライフレンジャー」が発表した調査内容について紹介しました。携帯の通信環境に関しては、各キャリアが移動基地局を出したり、基地局となる気球を飛ばすなどの対応をしていました。また基地局の非常用バッテリー稼働時間を伸ばすといった対応も見られます。そのほか公衆電話の数が増えているというニュースも。こういった国や企業レベルの災害対策だけでなく、災害発生時の避難所とルートチェック、緊急時の連絡手段、非常用持ち出し袋の準備や中身のチェックなど自分たちでもきちんと準備しておきたいですね。