使わなくなった中古スマホ・ケータイはどうしてる?利用実態について

ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアが機種変更や乗り換え契約時に引き取った中古スマホ・ケータイは海外市場に流れている、と聞きます。キャリアからすれば中古端末が出回って新品が売れなくなると在庫を抱えることになりメリット少なめ。特にiPhoneなんかだと発注単位も弱小企業が頼めるレベルじゃないでしょうし、どうにかして売り切りたいってのが正直なところでしょう。そんなわけで、中古スマホ・ケータイはゲオなどのショップで扱われるのみとなっています。キャリアショップで扱ってくれればいいんですけどね。 そこで、今現在、日本で中古端末がどれくらい出回っているのか?利用状況に関するデータをMMD研究所が発表していたのでまとめてみました。(調査対象:15歳以上の男女2125名) 

日本の中古スマホ・ケータイ利用状況

今使っているスマホ・ケータイは?

  1. 91.6% 新品端末
  2. 1.7% 中古端末
  3. 1.0% 譲ってもらったもの
  4. 0.1% その他 5.6% 持ってない
ほとんどが新品端末を使っているようです。中古端末はわずか1.7%。約60人の1人しかいません。学校のクラスに1人もいない計算。随分低い数値です。ただ、譲ってもらったものも中古ではあるのでトータル2.7%が中古を使っていることになります。それでも低いことに違いありませんが。。。2016年から格安スマホが急激にシェアを増やし、新品スマホも1万円以下で買える時代になりました。また格安SIM業者(MVNO)シェアトップの「楽天モバイル」なんかは頻繁に端末割引セールをやっていて、中古で買うより安かったりします。これでは中古スマホを買おうと思わないかもしれませんね。その影響からか、前年比で中古端末利用者は1%マイナス、新品利用者は2.9%増えています。 続いて、買い替えたときの今まで使っていた端末の処分状況について。

今まで使っていたスマホ・ケータイはどうしてる?

  1. 55.0% 使わず持っている
  2. 25.8% 下取りプランで処分
  3. 3.9% 中古ショップに売却
  4. 3.0% 家族・知人に譲った
  5. 2.7% 廃棄業者で処分した
  6. 1.8% オークションなどで売った 6.4% 今回がスマホ(ケータイ)デビュー
使わず持ってる人多いんですね。そして中古ショップ利用者は約25人の1人に留まっています。実質市場に出回る分は3と6の合計5.7%だけ、という結果に。今2020年の東京オリンピックのメダル作成の原料集めのため、政府が眠ってるスマホ・ケータイの回収をすすめてますが、これだけあるなら簡単に必要分集められそうな気もします。ただ、新しい端末にトラブルがあったら最悪昔の機種を使えるので保険の意味的に持っておく人も多いでしょうね。 この中で下取りプランを利用した人は前年比8.9%増と大幅に増えています。となると海外へ行ってしまう可能性が高いわけで、今後もこの傾向がつづ強だと日本の中古市場はなかなか活性化されないことになりそうです。 最後に、中古スマホ・ケータイの購入実態について。

中古スマホ・ケータイを買いたいと思う?

  1. 42.9% 抵抗がある
  2. 36.2% やや抵抗がある
  3. 15.8% あまり抵抗はない
  4. 5.1% 全然抵抗なし
8割程度が中古端末に抵抗を感じているようです。古本や中古車のようにまだ成熟していない市場だと思いますし、もっと取り扱いショップが増えて身近になれば変わっていくはず。今後のスマホ・ケータイの中古市場に注目です。 

まとめ:中古スマホ・ケータイをどう思う?利用実態について

MMD研究所発表の中古スマホ・ケータイ利用実態を紹介しました。どうせ売れない、売るのが面倒、念のため持っておく、といった理由で使わず眠らせている人が半数以上いるようです。そういえば私も過去の端末が全部押し入れに入ってます。持ってても仕方ないですけどね。。。古すぎる端末はさすがに使えないでしょうし、メダル製造のために回収してもらうのも考えておきます。