スマホバッテリー寿命が数百倍に?アメリカ研究生が新発見

アメリカ、カリフォルニア大学アーバイン校の学生がスマホなどに使われているバッテリー寿命を400年以上にできるかもしれない新発見をした、とメディアサイト「GOOD」が報じました。過去の新発見もちょっとした偶然からってパターンを見かけます(といってもずっと研究し続けていたからこそですけどね)。で、今回発見したのはカリフォルニア大学の研究チームに属する「Mya Le Thai」さんという大学院生。この人が所属する研究チームでは、ナノサイズのワイヤーを利用した電池を研究していたんですが、ナノサイズともなるとすぐ劣化して切れてしまっていたようです。そんな時「Mya Le Thai」さんは、ふとしたミスで手についていたゲル素材をナノワイヤーに付けたまま実験をつづけたところ、1万回充電しても劣化せず、3万回を超えても問題なかったそうです。その後1ヶ月もの間、充電→使い切るのサイクルを繰り返してもナノワイヤーは切れなかったとのこと。仮にスマホを2年間毎日充電したなら約700回。1年あたり350回としても、3万÷350=85年以上使える計算となります。日本人の平均寿命並に使えますね。まさに一生もののバッテリーです。85年も同じバッテリーを使えるとなったらかなりの革命ですね。スマホのバッテリーなら毎日充電した場合、2年くらいすると劣化が進んで交換したほうが良くなります。でも今回の発見が製品化されたら、バッテリーメーカーにとって良いのか悪いのか。。。といっても、交換に対応してないスマホもたくさんありますし、業績に影響はないかもしれません。ただ、新発見はあくまで充電できる回数が増えただけ。バッテリー1回の充電で長く使えるわけじゃないんですよね。そこで、以前当ブログでもホンダが研究中のマグネシウムイオンバッテリーについて触れましたが、そういった新バッテリーにもこの技術が応用できるといいですね。関連記事:ホンダがマグネシウムイイオン電池を実用化へマグネシウムイオン電池なら、コストも安く小型化もでき、密度はリチウムバッテリーの約6倍にもなります。ホンダ曰く2018年に実用化を目指しているとのことなので、活かせるかどうかはわかりませんけど、ぜひ応用できるものならして欲しいと思います。 

まとめ:スマホバッテリー寿命が数百倍に?アメリカ研究生が新発見

カリフォルニア大学の大学院生が発見した新技術について紹介しました。詳しくはわかりませんけど、内容を読む限りナノワイヤーにゲル素材をつければいいだけっぽいので早めに製品化して欲しいですね。