ウェアラブル端末の認知度や利用者満足度(MM総研調べ)

ウェアラブル端末の認知度や利用者満足度(MM総研調べ)トップ画像アップルが販売する「アップルウォッチ」、グーグルが発売しているヘッドマウントディスプレイ機能搭載のメガネ「グーグルグラス」、リーバイスがスマホ連動のデニムジャケットを発売するなど、ウェアラブルな端末が徐々に増えてきました。
ウェアラブルとは?身につけて持ち歩けるコンピュータのこと。有名どころだとアップルウォッチのような腕時計タイプがあります。
ただまだまだ主流からは遠い存在でしょう。そこで、調査会社「MM総研」による、ウェアラブル端末の認知度、利用者満足度に関する調査結果が発表されたのでまとめました。調査対象:(個人)予備調査8797人/本調査150人

ウェアラブル端末の現状

ウェアラブル端末の認知度は?

2016(前年比)20152014
よく知っている6.9%(+0.3%)6.6%4.3%
知ってる23.0%(+5.1%)17.9%10.9%
名前くらいは・・27.7%(+3.3%)24.4%12.7%
全然知らない42.4%(-8.7%)51.1%72.1%
前年に比べて確実に知名度があがっています。知ってる人の割合は57.6%と過半数超え。知名度アップの原動力となっているのはアップルの「アップルウォッチ」で、2015年の58.2%→2016年は77.5%と19.3%も上昇しています。9月7日には「アップルウォッチ2」が発表され、来年はさらに上昇しそうですね。ただ時計単体で通信できないのが欠点。「iPhone」の補助的端末にすぎないのが現状です。ですが、すでに韓国メーカーLGからは腕時計型単体で通信機能を有するデバイス「LG G Watch Urbane 2nd Edition W-200」も発売されています。そのためおそらく発売されると思われる来年のモデルからは独立型のアップルウォッチにしてくれるはず。楽しみに待ちましょう!

ウェアラブル端末の所有率は?

個人の回答者8797人の内、ウェアラブル端末を持っている人の割合は5.4%という結果に。認知度はアップしていても、購入するまでに至っていないのが鮮明です。ちなみに所有しているウェアラブル端末の種類は次のようになっています。
  1. 3.2% 腕時計型
  2. 1.8% メガネ型
  3. 1.6% リストバンド型
  4. 1%以下 指輪/ペンダント/カチューシャ/ヘッドセット/ソックス型など
今後スマホに近い機能が搭載されれば確実に市場拡大していくでしょうし、アップルを始め、各社力をいれていくでしょう。10年後、ひょっとしたら5年後には今ある長方形型のスマホは、主役の座を奪われているかもしれませんね。

ウェアラブル端末の満足度は?

満足どちらでも不満
デザイン63.3%27.3%9.3%
充電環境54.6%32.7%12.6%
着用感54.6%35.3%10.0%
操作性54.0%34.7%11.3%
視認性48.6%38.0%13.3%
バッテリー持ち45.4%32.7%22.0%
価格44.0%37.3%18.7%
連携デバイス数42.0%43.3%14.6%
連携アプリ数41.3%40.7%18.0%
全体の満足度56.6%34.7%8.6%
デザインはそれなりに満足度高いようです。サイズ的に操作性や視認性、バッテリー持ちが悪くなるのは仕方ありませんが、この点は今後に改善に期待ですね。全体的には不満に思っている人は8.6%と10人に1人もいない状況。あとは格安SIMをそのまま挿入できるウェアラブル端末が出揃ってきたら一気に普及していきそうです。 

ウェアラブル端末の認知度や利用者満足度(MM総研調べ) まとめ

2016年度、ウェアラブル端末の認知度や満足度について紹介しました。今年発売のアップルウォッチ2で単独通信機能が搭載される、みたいな噂もでてましたけど、残念ながら来年に持ち越し。ウェアラブル端末はSIMが使えるようになったら欲しいと思いますし、それからが本番でしょう。