今年になってから新しい格安SIM業者(MVNO)が次々に登場しています。そしてライバルたちと差別化するため独自プランを設けるところも。買う側からすると選択肢が広がるメリットがある一方で何を選んで良いのかわからなくなる人もいるでしょう。 そこでMVNOが設定している料金プランについてまとめてみました。
格安SIMの料金プランは大きく分けて5タイプあり
タイプ | 内容 |
日毎で容量の上限が決まっているタイプ | 1日単位で高速通信可能な容量が設定されているプランで、MVNO最大手「OCNモバイルONE」がこの方式を採用しています。容量オーバーして速度制限かかっても翌日には元に戻るのでストレスは少なめ。 |
月毎で容量の上限が決まっているタイプ | 1ヶ月単位で高速通信を利用できる容量が決まっているプラン。ほとんどのMVNOがこのタイプです。1GB、3GB、5GBはほとんどのMVNOが用意しています。中でも「DMMmobile」「イオンモバイル」は容量の種類が充実しています。 |
高速通信& 容量無制限 | 速度制限無し、常にそのMVNOが提供する最高速度の環境で利用できるプラン。動画視聴メインの人はこれ。ただしこのプラン、キャリアだと対応してますがMVNOでは限られます。今のところ「U-mobile」「ぷららモバイルLTE」くらいですね。 |
低速通信& 容量無制限 | 200kbpsなどずっと低速ながら容量無制限のプラン。これに対応しているMVNOは比較的多いです。ただ動画視聴などリアルタイムでデータ通信量が多くなる使い方には向いていません。またこのプランの通信速度と契約プランの容量をオーバーしたときの速度が同じMVNOが多いのであえて選ぶメリットがありません。「UQmobile」だけは500kbpsなので制限されたときより多少速くなっています。 |
使用量により適用されるプランが上がるタイプ | 使った容量に応じて段階的に適用されるプランが上がっていくタイプ。「FREETEL」「So-net」などが採用しています。仮に100MB100円、200MB200円というプランがあったら、101MB以上使うと通信料200円になります。 |
格安SIMには「データ通信のみ対応したもの」「通話可能なもの」の2種類があります。通話可能なものはデータ通信+通話なので料金は高くなります。
そういえば先日、知り合いのおじさんが「LINEは無料で通話できる」と自信満々に教えてくれたんですが、同じような勘違いしている人が私の身の回りにも多いです。LINEは声をデータで送信しているのでデータ通信容量を消費します。無料だと思ってる人はキャリアでデータ定額プランを契約してるんじゃないかと思いますが、格安SIMではそうはいきません。知らずにLINE通話しまくってると速度制限かかって「この格安SIM全然だめじゃん!」となりがちなので要注意!