格安スマホの普及率とシェアはどれくらい?利用率が初の1割超えに

調査会社MMD研究所がメインで使っている携帯電話会社に関するデータを発表しました。調査対象:15~69歳の男女43212名、2017年3月実施 そこでこのデータから、ドコモ・au・ソフトバンクとその他格安スマホブランドの普及率、格安スマホブランドのシェアをまとめました。 

使っているスマホ・携帯はどこのもの?普及率ランキング

  1. 32.8% ドコモ
  2. 29.6% au
  3. 23.3% ソフトバンク
  4. 7.4% MVNO(格安SIM)
  5. 3.5% 持ってない
  6. 3.4% ワイモバイル
1位は安定のドコモ。auがかなり迫っていますがドコモ回線対応の格安SIM業者数では圧倒的。2017年3月からソフトバンク端末がロック解除なしで使える格安SIMが登場するものの、auとソフトバンクとの差はまだまだあります。3位ソフトバンクは上位とけっこう差があるんですね。スマートフォン売上ランキングではソフトバンクiPhoneやワイモバイルの好調さこそ目立つものの、利用率ではまだまだのようです。格安スマホ(ワイモバイルとMVNO)合計は10.8%。約1割が利用している結果に。1割を超えたのはMMD研究所調査では初とのことなので、確実に普及しているようです。とはいえまだ1割。まだまだ総務省の支援も続いていますし、MVNO側も今年春から今まで見られなかったキャッシュバックキャンペーンを実施するところも目立ってきました。2017年は更に普及率が伸びそうです。そして携帯端末をまだ持ってない人が3.5%いることに驚きますが、一人で楽しめる娯楽の増加やひっそり孤独死する人が増えてることを考えれば、繋がりがいらない・必要ないって人もいるのかもしれませんね。 

格安SIMの認知度は?

  1. 31.9% 聞いたことがあるだけ
  2. 22.4% 知ってるが使っていない
  3. 12.2% 全然知らない
  4. 12.1% 利用している
  5. 11.8% ブランドをいくつか知っているが詳しくは知らない
  6. 8.2% 今後使う予定
  7. 1.4% 使ったことがある
全然知らない人は12.2%。UQモバイル、mineoなど(一応ワイモバイルも)が積極的にCMしてますし、実店舗も増えてきました。それに伴い身の回りに利用者が増えてることも影響してか、確実に認知度は上がってきています。この中で「利用経験あり・乗り換え予定あり」の人は21.7%と約5人に1人となっています。認知してるが使っていない約7割の人たちにどうアピールしていくか?が課題ですね。今でもすでにサービス面では出尽くした感あるので、キャッシュバックキャンペーンに頼るのも自然の流れなのかもしれません。 最後に格安SIMのシェアランキングについて。

格安SIM利用率ランキング ベスト10

  1. 20.0% 楽天モバイル
  2. 12.3% OCNモバイルONE
  3. 11.7% mineo
  4. 9.1% IIJmio
  5. 6.3% BIGLOBE SIM
  6. 6.0% FREETEL SIM
  7. 5.2% DMMモバイル
  8. 5.2% UQモバイル
  9. 4.3% イオンモバイル
  10. 3.8% BIC SIM
2016年にシェアトップになった楽天モバイルが2位との差をさらに広げています。プランの種類や月額料金では他社と大きな違いがないものの、端末ラインナップの充実度、キャンペーンによる端末割引、楽天スーパーポイントが使える、といった他社にない魅力が強いため、今年もさらにシェアを伸ばしそうです。自社の他のサービスと連携させられるのは強いですね。そして2016年秋ころからKDDI(au)のテコ入れでサービスを充実させてきたUQモバイルもシェアを増やしています。一応キャリアなのでワイモバイルが入っていませんが、ワイモバイルに対抗するブランドとして確実に積み上げてきています。ちなみに格安スマホシェアトップのワイモバイル利用者数は、今回の調査では1469人(3.4%)、MVNOトップの楽天モバイルは639名(1.4%)です。格安スマホ市場ではワイモバイルが圧倒的なトップとなっています。 

まとめ:格安スマホの普及率とシェアはどれくらい?利用率が初の1割超えに

格安スマホ普及率とシェアランキングについて紹介しました。認知度は上がってきていますが、実際に利用している人はやっと1割を超えた段階。まだまだです。すでにサービスの差別化はできなくなってきていますが、ここからさらに普及させるため各社がどんな展開をしてくるのか?に注目です。